午年(うまどし)生まれの性格とは?干支別に特徴や年齢、相性を解説

午年(うまどし)生まれの性格とは?干支別に特徴や年齢、相性を解説

おなじみの十二支ですが、それぞれが示す動物が異なる漢字で記されていることに疑問を感じたことはありませんか?たとえば「馬」は「午」という漢字を使っています。

もともと十二支というものは1日を12等分し、それぞれに「子、丑、寅…」と漢字を当てたもの。それら12の漢字を、時刻や年月日、さらには方角を表すために使っていたのです。

そして、それぞれの漢字に動物が当てはめられたのは、ずっと後からだとされています。そんな十二支を使って、人の性格や運勢を読み解く占い方法もたくさんあるのです。つまり、生まれた年の十二支によって、さまざまなことを読み解けるということ。ここでは十二支の中でも、午年について解説していきます。

午年(うまどし)の意味や歴史


馬と人とのつながりは、とても古いものです。古来、移動の手段や労働力として必要不可欠の動物とされてきました。馬は犬と並んで、人に従順で有益な動物とされてきたのです。

そんな馬ですが、健康や豊作を象徴する縁起のいい動物とされることもあります。十二支に動物を当てはめる時に、馬が選ばれたのは当然と言ってもいいでしょう。それから十二支を表す「午」という漢字ですが、本来は「杵」を表す文字でした。おもちを作る時に杵を交互につくことから、交差や切り替えといった意味を持っています。

時間を示す「午前」「正午」「午後」に文字が使われているのも、時間の切り替わりを示しているからなのです。このような漢字の意味も、午年を理解する上で重要になります。

過去、「午年(うまどし)」に起きたこと


「午」の文字が「杵」を示していることはお知らせしましたが、他にも「突き当たる」という意味があるとされています。草木の成長が限界に達して、徐々に枯れていく状態です。この文字の意味は吉凶併せ持ちで、必ずしも縁起のいい文字ではありません。相場の世界では「午尻下がり」などと言って、午年には景気が後退していくと言われています。

また、60年に1度訪れる「丙午(ひのえうま)」の年は天災が多く、凶年とされることが多いです。丙午に限らず午年にはいろいろとよくない出来事が起こっています。たとえば1894年には日清戦争、1906年サンフランシスコ大地震、1918年スペイン風邪の大流行など、世界の情勢を揺るがす凶事があったのは午年なのです。第2次世界大戦で初めて日本の本土が空爆された1942年も午年で、この年にはミッドウェー海戦もありました。1990年の湾岸戦争も、午年の出来事です。

直近の午年である2014年は、ウクライナ危機が顕在化した年で、ロシアのウクライナ侵攻につながっています。ただし、午年には悪い出来事しか起こらないというわけではありません。新札で話題になった北里柴三郎が腺ペスト菌を発見したのは、午年である1894年です。また、1978年の新東京国際空港(現成田国際空港)の開港サンシャイン60の開館、1990年のスーパーファミコンの発売アニメ「ちびまる子ちゃん」の放送開始など明るいニュースもありました。

この年も次の世代につながるような、何か新しい時代のスタートとなるのでしょうか?

午年(うまどし)の性格や特徴


午年生まれの特徴は、明るく活発な人が多いです。人並み外れた行動力の持ち主で、いったんゴールが定まると全力で突き進んでいきます。その様子は、競馬場を走り抜ける競走馬のようです。

あまりにも行動が早すぎて、周りを置いてきぼりにしてしまう可能性がある点は、注意しておいたほうがいいかもしれません。また責任感や独立心が強く、周りの助けを必要としないのも午年生まれの特徴。誰にも頼らず生きていく姿は、頼りがいを感じさせることも多いでしょう。ただし、自分勝手になるようなことはありません。

午年の人の特徴には、コミュニケーション能力の高さもあります。必要があれば、周りと手を組むこともできますし、他人の邪魔をするような面はないのです。そもそも活発に行動している午年生まれは、仲間に恵まれやすいといった一面もあります。交友関係も広くなりやすいので、「一匹狼」といった印象は生まれにくいです。その頼りがいの強さや接しやすさから、優秀な相談相手だと思われることも多いでしょう。

午年(うまどし)生まれの人の恋愛傾向


恋愛において、午年生まれの人は好きになった相手をひたすら追いかけるような恋をしやすいです。

「この人だ」と思える相手が見つかると、一気に恋への情熱が燃え上がるのも特徴。他の人が「高嶺の花」と感じるような相手にも、ひるまずにアプローチしていきます。しかも強い意志を持って相手に歩み寄っていくので、無謀な恋も実現させられるのです。

一方で、相手が追いかけてくるような恋には慣れていないことも多いでしょう。相手からの好意が強いせいで、つい身を引いてしまうといった一面もあります。愛される展開にも慣れておくと、さらに幸せな恋がしやすくなるでしょう。

いったん恋人としての関係が始まれば安定感のある関係を築けますから、どんな展開であれ恋人をつくることが大事です。

午年(うまどし)生まれの人の仕事運


午年生まれの人は、仕事に全力で立ち向かいます。しかも、越えるべき壁が高いほど燃え上がるタイプ。簡単な仕事や単純な作業を繰り返すだけでは、満足できない可能性が高いです。仕事において、やりがいや刺激を求めていると考えてもいいでしょう。

もちろん人には調子のいい時と悪い時がありますから、失敗してしまうことはあるでしょう。しかし、失敗してもくじけないのが午年生まれの特徴でもあります。失敗をバネにして、さらなる高みを目指せますから、仕事での成功は確実です。

午年(うまどし)生まれの人の金運


行動力に恵まれ、仕事にも全力を注げる午年生まれの人ですが、金運に関しては不安定になりやすい面があります。働き者なので稼ぎはいいのですが、そのぶん出費も多くなってしまうのが午年生まれの特徴なのです。

貯めることよりも使うことに意識がいってしまい、稼いだお金をどんどん浪費してしまう可能性も。自分のために使うのだから無駄にならない…などと考えて、衝動買いを繰り返す場合もあるでしょう。お金に対して細かな計算をしたり、やりくりしたりする意識が生まれにくいタイプなのです。あればあっただけ使ってしまうせいで、経済的な面で良い時と悪い時の落差が激しくなりがちでもあります。

とはいえ、午年の人の豪快なお金の使い方には、意味もあります。自分にご褒美を与えることで、働くモチベーションを高めたりストレスを解消したりしているのです。普段から全力で働けるのも、人からは無駄に見えるお金の使い方のおかげ。ですから、お金の使い方を完全に否定する必要はありません。衝動買いの回数を減らしたり、ある程度貯蓄の計画を立てたりするだけで、金運は格段によくなっていきます。

そもそも午年生まれの人は、厳しい倹約生活とは相性がよくありませんほどほどに散財し、ほどほどの貯蓄する…そのくらいの意識でいたほうが、仕事運にも金運にもいい影響を与えられるでしょう。無理に我慢する必要はないことも、覚えておいてください。節約することで仕事へのモチベーションが下がってしまうのは、本末転倒なのです。

午年(うまどし)と相性のいい干支は?


午年と相性のいい干支は、「寅年」と「未年」、そして「戌年」です。

◆寅年

寅年生まれの人には、力強い行動力とチャレンジ精神があります。これは午年生まれの人と、よく似た性質と言っていいでしょう。実際、午年の人と寅年の人が力を合わせると、1人の時よりもずっと大きな成功を手にできます。仕事でもプライベートでも、パートナーにふさわしい相性なのです。また、それぞれの得意不得意を理解して関係を築くことで、補い合う関係を築くこともできます。

◆未年

気づかいが上手で、周りと良好な関係を築きやすいのが未年生まれの人の特徴です。そんな未年生まれの人なら、活発な行動力のある午年生まれの人を、しっかりと支えてくれるでしょう。その包容力の強さは、午年の人が自分らしく生きるための支えにもなります。決して相手の行動や考えを否定しないところも、未年生まれの重要な一面です。また未年生まれの人が持っている慎重さは、午年生まれの人が失敗してしまうのを防ぐことができます

◆戌年

戌年生まれの人には、石橋をたたきながら渡るような慎重さがあります。そして、その慎重さは活発な午年生まれの人をサポートするのにピッタリ。一見すると正反対の性格に見えますが、2人で1人といった関係を築けると最高の相性になる可能性を秘めています。それに戌年生まれの人は、午年の人に負担をかけるようなことがありません。近くにいてストレスを感じないというのも、相性がいい証拠なのです。

まとめ


午年にはよくないことが起こりやすいと解説しましたが、それはあくまでも年回りのお話です。午年生まれの人が、生まれつき不幸な運命を背負っているというわけではありません。それどころか午年に生まれた人は、人並み外れた行動力や勤勉さ、素晴らしい決断力などを備えています。

自分の実力を信じて行動すれば、若くして大きな成功をつかみ取ることも難しくはないでしょう。まずは自分のいいところをしっかりと理解した上で、いろいろな物事に向き合うようにしてみてください。そうすれば自分自身だけではなく、周りからも認めてもらえるようになります。

それから、行動の活発さが長所の午年生まれですが、どんな状況でも冷静さを失わないよう気をつけてください。何かよくないことが起こる時、午年の人は視野が狭くなっている場合がほとんど。どんな物事も、冷静に向き合えば成功をつかめます。

さて、ここまで7番目の十二支である午年について、くわしく解説してみました。それでも、まだまだ知りたいことはあるのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのは、テレビなどでも活躍が華々しい木下レオン先生が監修した占いです。以下から無料の鑑定を行えますから、ぜひ試してみてください。