寅年(とらどし)生まれの性格とは?干支別に特徴や年齢、相性を解説

  • 投稿の最終変更日:2024年11月15日
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寅年(とらどし)生まれの性格とは?干支別に特徴や年齢、相性を解説

十二支は暦を表すものとして有名ですが、本来は日時方角などを示すものでした。古代中国で生まれた数詞で、十干と合わせてより細かな時刻や方角を示すこともできます。

また暦を数えるだけではなく、古くから性格の診断や運勢を占うことにも使われてきました。たとえば四柱推命算命学などは、この十干と十二支を使った代表的な占いです。

また、十二支の文字には、後から動物が割り当てられています。これが年賀状などで見る「えと」で、その動物の性質も、性格や運勢を読み取る時に重要な役割を果たしています。

ここでは十二支の3番目に当たる寅年について、くわしく見ていきましょう。寅年生まれの人がどのような性格をしているのか、どんな運勢を持っているのか解説します。

寅年(とらどし)の意味や歴史


中国において、虎は獅子(ライオン)と並んで気高く強い動物でした。しかも、この2つの動物はどちらも神聖で、吉兆を表します。そのため「寅」に当てはめる動物は、虎か獅子のどちらかということになっていたそうです。

ところが獅子の悪行が神様の耳に届き、害獣を退治する虎が選ばれることになったというお話があります。真相はどうあれ、十二支の中に虎が組み込まれたのは、聖獣としてのイメージがあったからであることは間違いありません。「虎は千里行って千里帰る」という言葉もあって、特に足の速い動物とされていました。

ままた「寅」という文字は、動物があてはめられる前は、「春が来て植物が芽吹く状態」を意味していたと言われています。本来は、成長や挑戦といったイメージがある文字なのです。

過去、「寅年(とらどし)」に起きたこと


この年には、昭和への改元がありました。また1962年は、国産初の大型コンピューターが発表された年です。その次の寅年である1974年は、気象庁が「アメダス」の運用を始め、天気予報の精度が大きく高まりました。続く1986年は、バブル経済のスタートの年とされています。

地価や株価が大幅に高騰して、さまざまな流行や社会現象を生み出すようになったのです。ディスコやカラオケがブームになり、高級ブランドが飛ぶように売れました。この年には世界初のレンズ付きフィルムである「写ルンです」が発売されて、カメラブームも来ています。さらに1998年は、日本初の火星探査機である「のぞみ」の打ち上げに成功して、宇宙開発分野での躍進となりました。

宇宙開発といえば、小惑星探査機の「はやぶさ」が地球に帰還した2010年も寅年。月以外から初めてサンプルを持ち帰ったことで、人類史に重要な一歩を刻んだのです。

ただし、丑年には必ず悪いことが起こるというわけではありません。たとえば1949年には、中間子理論によって科学に大きく貢献した湯川秀樹博士が、日本人で初めてノーベル賞を受賞しました。また不景気に苦しんだ1973年には、日本で初めてコンビニエンスストアが開店し、新たな物流と市場を生み出しています。

このように明るいニュースが多い寅年ですが、世界を変貌させた痛ましい出来事も起こっています。たとえば1914年の第1次世界大戦1950年の朝鮮戦争、直近では2022年に元首相の銃撃事件なども起こりました。

寅年(とらどし)の性格や特徴


寅年生まれの人は、まさに寅のような勇敢さを持っています。どんな状況でも力強く行動できますし、難しい物事にも立ち向かっていけるでしょう。チャレンジ精神や好奇心が旺盛で、関心を持った物事をどんどん極めていきます。もともと優秀な人なので、たいていの物事を成功へと導けるのです。

また、たいていの状況で慎重に振る舞います。普通の人が嫌がるような地味な物事も嫌がらず、将来へとつなげていける人なのです。おかげで、身近な人たちからの信頼は厚くなりやすいでしょう。一緒に働いている同僚や家族、恋人などに安心してもらえるのです。

その一方で、少し人見知りの傾向もあるので、初めて会った人との交流は苦手。新しく知り合った人たちと関係を築くのにも、少し時間がかかってしまうのです。

丑年生まれの人は、若い頃よりも年を取ってからのほうが、人生を楽しめます。活躍が目立つようになるのも、しっかりと経験を積んでから。若いうちに抱えた悩みや迷いは、必ず年とともに解消されていきますから、あまり心配しないでください。

寅年(とらどし)生まれの人の恋愛傾向


寅年生まれの人は、とても情熱的な恋愛をします。かなりのロマンチストで、好きな相手には積極的に想いを伝えていくタイプ。恋のアプローチでは、相手を積極的にリードしてあげられるため、迷っている人を振り向かせることも難しくありません。もちろん、恋を成就させるための努力を怠らないところも、相手の信頼を勝ち取ることにつながるのです。

また、寅年生まれの人は、愛情に対して一途なタイプでもあります。恋人ができてからは、決して他の異性に目移りするようなことはありません。寅年生まれの人は情熱的で力強いのですが、ただそれだけではないということ。愛する人のことを思いやる優しさや、2人で幸せになっていこうとする強い意志なども特徴なのです。

寅年(とらどし)生まれの人の仕事運


寅年生まれの人は、仕事を重視する可能性が高め。仕事を生きがいに感じて、全力を尽くす人も多いでしょう。幸せな人生を実現するための方法として、仕事をとても大事に考えているのです。もともと行動力にも恵まれていますし、好奇心や向上心が人並み外れた人でもあります。

また、寅年生まれの人は、勉強熱心のことが多いです。仕事を頑張っていると、どんどん知りたいことや磨きたいスキルが見つかるので、モチベーションも保ちやすくなります。

そして、そんな寅年生まれの人に注目してくれる人も多いです。特に上司や先輩からは期待されやすく、重要な仕事を任されることも。つまり寅年生まれの人は、出世や昇給のチャンスをつかみやすいタイプでもあるのです。

寅年(とらどし)生まれの人の金運


寅年生まれの人は、成功することや成長することに強くこだわります。仕事も人生も、自分の理想どおりにしていきたい人なのです。そのための努力を決して怠りませんし、味方をつくるのも上手。職場では、思いのとおりに活躍できるタイプと言ってもいいでしょう。

当然、仕事がうまくいきやすい寅年生まれの人は、金運にも恵まれます。ただし、お金が好きというよりも、努力の結果として収入が高まっていくイメージです。経済的に成長しようという、強い意識がない場合さえあります。こういった無欲さが、プラスに働きやすいのも寅年生まれの特徴です。周りの人たちが力を貸したくなったり、稼ぐためのアドバイスがしたくなったりするのでしょう。周りから差し出される助けの手を借りられると、さらに金運は高まっていきます。

また、寅年生まれの人は、無駄づかいを嫌う性格。特に意識していなくても、自然と貯蓄が増えていくようなところがあるのです。もっとも、将来に向けて蓄えを増やさなくてはという思いはあるので、決して不思議なことではありません。お金のつかい方だけを見ても、寅年生まれの人が真面目な性格だとわかります。

一方で、少し恋や友人付き合いなどに出費しすぎる傾向も。人が喜ぶ顔が大好きなので、ついサービスしてしまうのです。そのため、特に後輩や部下ができてからは、無意識のうちに出費しすぎないよう気をつけたほうがいいでしょう。過剰にサービスしなくても、「ケチだ」などと思う人はいません。

寅年(とらどし)と相性のいい干支は?


寅年と相性のいい干支は、「午年」「戌年」、そして「亥年」です。

◆午年

寅年と午年の共通点は、人並み外れた行動力です。たいていの状況で積極的に動けますから、一緒にいると物事を効率よく進められるようになります。ペースも合わせやすいので、余計なストレスを感じる心配もありません。また午年生まれの人には、自由奔放な一面もあります。それが真面目な寅年生まれに、いい刺激を与えてくれるのです。切磋琢磨するような関係を築けると、お互いの人生に大きなプラスをもたらせます。

◆戌年

戌年生まれの人と寅年生まれの人は、自然とお互いを理解できます。考え方や価値観に共通点が多く、自然と力を合わせられるでしょう。どちらも誠実に物事へと向き合うタイプですから、協力すれば大きな成果をあげられる可能性も高いです。この組み合わせでは、寅年生まれの人がリードすると最高の相性となります。戌年には従順な一面もあるので、気の合う寅年生まれの人にどこまでもついてきてくれるでしょう。

◆亥年

寅年と亥年もまた共通点が多く、意気投合しやすいです。不思議とお互いの考えていることがわかって、居心地のよさも感じられるでしょう。とても相性がいいので、初対面ですぐに打ち解けられます。それから仲間意識の強さも、寅年と亥年の共通点です。お互いを守るため、あるいは成長させ合うために、最高の関係を築けるでしょう。アドバイスし合ったり、助けを求め合ったりしているうちに、強い信頼関係も生まれます。

まとめ


虎のように強く、気高さも備えた寅年生まれの人。プライドの高さに流されず、しっかりと自分の実力を磨いていくことで、意義のある人生を送れるようになります。また、目的意識も大切で、目指すべきゴールがあると活躍しやすいことも心に刻んでおきましょう。もしも「間違った方向に進んでいる」と感じたら、ためらわずに軌道修正を。その直感が、さらに人生をステップアップさせるきっかけにもなります。

ここまで、寅年生まれの人について解説してきました。納得できる部分も、反対にピンとこない部分もあったでしょう。さらに理解を深めるためにも、木下レオン先生が監修した占いをチェックしてみてください。

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