未年(ひつじどし)生まれの性格とは?干支別に特徴や年齢、相性を解説

未年(ひつじどし)生まれの性格とは?干支別に特徴や年齢、相性を解説

12年でひと回りする暦である十二支ですが、ただ動物が割り当てられているだけではありません。十二支のそれぞれには意味があって、それを読み解くことで多くのことがわかるのです。

その1年に割り当てられた動物の特徴十二支の漢字の本来の意味時刻年月日方角など読み解くべき要素はたくさんあります。

さて、ここでは8番目の十二支である未年についてくわしく解説します。未年生まれの人が、どのような性質を持っているのか、どのような運勢にあるのか見ていきましょう。

また、未年生まれの人と相性のいい十二支についても紹介します。自分のことを知るために、あるいは未年生まれの知り合いについて理解を深めるために、ぜひ参考にしてみてください。

未年(ひつじどし)の意味や歴史


古来、ヒツジは人にとってとても有益な動物でした。毛や皮は衣服や日用品になり、肉と乳は食料となる、生活に必要不可欠な家畜なのです。

ヒツジは基本的に群れで生活する動物ですから、平和や協調の象徴と見られることもあります。その重要性から、ヒツジは多くの国や地域で神様からの贈り物として扱われてきました。

神様の使いや、聖獣とされることも多いです。そんな縁起のいい動物が、十二支のひとつに選ばれるのは、とても自然な流れと言っていいでしょう。

また、「未」という文字は、植物の果実が成熟していく様子を表しているとも言われています。そのことから、未年には「目標を達成するために頑張る年」といった意味もあると考えられるのです。

過去、「未年(ひつじどし)」に起きたこと


ヒツジは従順で、平和な印象が強い動物です。そんなヒツジを象徴とする年は、平穏なものになりそうなイメージがあります。ですが、そんなイメージとは裏腹に、歴史を揺るがすほどの偉業を成し遂げた人物が数多く生まれているのです。

たとえば、江戸時代から明治時代にかけての激動の時代を代表する坂本龍馬勝海舟土方歳三といった偉人は、いずれも未年生まれ。テクノロジーの分野で現代の偉人と言われているスティーブ・ジョブズビル・ゲイツが生まれた1955年も未年です。

また、未年は、激動の時代の始まりを告げる年になることも。平和な印象とは裏腹に、歴史上重要な戦争がいくつも勃発しています。1931年の満州事変や、1967年の第3次中東戦争、1991年の湾岸戦争、2003年のイラク戦争などは未年に始まった戦争です。反対に大きな戦争が終結する年でもあります。1895年は日清戦争が終わった年。

また、第1次世界大戦は終結が午年の1918年ですが、ヴェルサイユ条約の締結は未年の1919年でした。戦争ではありませんが、南アフリカでアパルトヘイトが撤廃された1991年も、大きな争いが終わりを告げた年と言ってもいいでしょう。

それから未年には、日本を代表するようなヒット作が生まれています。1979年は、国民的アニメの「ドラえもん」や「機動戦士ガンダム」の放送が開始されました。エンターテイメントの分野では、カリフォルニア州のディズニーランドが開園した1955年も未年です。

未年(ひつじどし)の性格や特徴


ヒツジが持っているイメージのとおり、未年生まれの人は温和で愛情深い人が多いです。群れで生活するヒツジのように、争いを好まない優しい性格で、誰とでも仲よくなりたいと願っています。

気配りする性格で、譲り合いや支え合いを大事にしていることが多いでしょう。一方で、他人に遠慮しすぎたり八方美人になったりしやすいのも、未年生まれの特徴です。

そのせいで、闘争心の強い人に振り回されたり、心ない人に騙されたりする不安も抱えています。素直なのはいいことですが、ある程度の警戒心は持つようにしたほうがいいでしょう。

幸い未年生まれの人は、物事を慎重に進めていく意識を持っていることが多いです。そういった部分を人間関係でも発揮するよう心掛けると、穏やかな人生を送りやすくなります。

また、未年生まれの人は、内面に強い情熱を秘めていることも多いです。目的意識を持って生きるようにすると、いざという時に実力を発揮しやすくなります。

未年(ひつじどし)生まれの人の恋愛傾向


未年生まれの人は、恋人を優しさで包み込んであげるような、穏やかな恋をすることが多いです。生まれながらに愛情をたっぷりと持っていますし、包容力もあるのが未年の特徴。温かな心で恋人を癒やしてあげるような、素敵な恋ができるのです。

ただ、少し恥ずかしがり屋の一面があるため、自分からガンガン迫っていくのは苦手。受け身の姿勢が強いため、恋人に引っ張ってもらったほうが幸せになりやすいのも確かです。相手がリードしてくれれば、思う存分に愛情を注げるようになりますし、恋人を支えてあげることもできるでしょう。

一方で、相手が追いかけてくるような恋には慣れていないことも多いでしょう。相手からの好意が強いせいで、つい身を引いてしまうといった一面もあります。愛される展開にも慣れておくと、さらに幸せな恋がしやすくなるでしょう。

いったん恋人としての関係が始まれば安定感のある関係を築けますから、どんな展開であれ恋人をつくることが大事です。

未年(ひつじどし)生まれの人の仕事運


未年生まれの人は、マイペースに仕事を進めていくタイプが多いです。先頭を切って働くのは苦手ですが、同僚のサポートをしたり地道に作業を進めたりするのは得意。華々しく活躍するよりも、堅実に成果を積み重ねていく性格なのです。

そのため職場が忙しくなっている時は、ペースが合わずに苦労することも多くなります。そんな状況で、自己嫌悪に陥ってしまわないよう気をつけておきましょう。根気よく成果を積み重ねていく働き方は、決して間違ったものではありません。そんな働きぶりを評価してくれる人も多いですから、後ろ向きにならずに励んでください。

未年生まれの人は、その性格から正確性を求められるような仕事で活躍しやすいでしょう。

未年(ひつじどし)生まれの人の金運


未年生まれの人は慎重なタイプですが、特にお金に関しては保守的な姿勢が強くなります。必要以上の贅沢をするようなことはありませんし、衝動買いなどもほとんどしません。経済的な部分の将来設計もしっかりとしていて、着実に貯蓄を増やしていける性格と言ってもいいでしょう。節約を工夫するのも得意で、「堅実な人」といったイメージが強いです。

また、ポイントを上手に活用したり、セールの情報をつかんだりするのも得意。そのおかげもあって、貯蓄額に目標を設定すると、かなりのスピードで達成できるでしょう。未年生まれは我慢強さにも恵まれていますから、むしろ目標があったほうがいいくらいです。

一方で、人との交流にかかる費用はためらわない一面も。未年生まれの人は、他の物事と比べて人間関係を重視しているのです。ちょっとした出費で良好な関係を築けるなら、お得だと感じるタイプなのでしょう。家族や友人と出かけたり、同僚たちと飲みに行ったりするのが大好きです。

未年生まれの人に注意してもらいたいのは、50歳前後で大きな苦難が訪れる可能性が高いこと。この時期には、急に金運が悪くなってしまう可能性があります。その苦難に負けないよう、十分な貯蓄を築いておいたほうがいいでしょう。

幸い、この苦難を乗り越えさえすれば、後は晩年に至るまで穏やかな金運が続いていきます。あくまでも一時的な苦難に過ぎませんから、へこたれることなく乗り越えていってください。

未年(ひつじどし)と相性のいい干支は?


未年と相性のいい干支は、「卯年」「亥年」、そして「午年」です。

◆卯年

卯年と未年は、平和を愛する穏やかな性格がよく似ています。当然、一緒にいると安心できますし、どんな状況でも調和を感じられるでしょう。どちらも受け身なタイプではありますが、不思議と遠慮なく関係を深めていけます。相性がいいおかげで、自然と心の距離を縮められるのです。卯年と未年の穏やかさは、仕事でもプライベートでも発揮されます。どのような形で交流しても、よきパートナーになれるでしょう。

◆亥年

「こう」と決めたらまっすぐに突き進んでいく亥年は、慎重な未年の人と合わないイメージがあるかもしれません。ですが、亥年が力強く引っ張り、未年はサポートに回ると、意外なくらい相性がよくなります。この組み合わせでは、感情や考えが衝突するようなことがありませんから、居心地のいい関係も築けるのです。リードする側を間違えるとうまくいかない可能性がありますが、亥年と未年なら自然とふさわしい側に立てるでしょう。

◆午年

迷いなく行動できる午年は、何かと迷ってしまいがちな未年にとって、あこがれの存在になりやすいです。一方で午年生まれの人にとっても、未年の慎重さには見習うべき部分があります。性格は正反対の午年と未年ですが、仲よくなると相性のよさを感じられるようになるでしょう。特にお互いを支え合うような関係を目指せると、最高の相性で結ばれると実感できるようになります。

まとめ


平和主義者で、穏やかな人生を送っていきやすい未年生まれの人。時には優柔不断になってしまうこともありますが、基本的には慎重で、失敗が少ないところが特徴です。そんな自分の性格を理解して、コツコツ努力を積み重ねていけば、自然と幸福な人生を実現できるでしょう。

注意するべきなのは、人がよすぎて騙されたり利用されたりしないことです。知り合う相手が、必ずしも「いい人」ではないことも心に刻んでおきましょう。後は、自分の実力に自信を持てなくなって、ネガティブになってしまわないこと。後ろ向きの姿勢や考えは、自分の足を引っ張ることになる可能性があります。穏やかな性格の未年生まれだからこそ、いつも前向きな気持ちであることが大事です。

さて、ここまで未年生まれの人について紹介してきました。持って生まれた性格や、運勢の傾向がわかれば、人生も生きやすくなります。その一方で、さらに知りたいことが増えた人もいるのではないでしょうか。

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