毎年の年賀状などで、目にする機会も多い十二支。本来は中国で生み出された、時刻や方角を表す言葉なのですが、十二支を使った占いも盛んになりました。
生まれた年の十二支を読み解くことで、その人の性質や運勢などを読み取れるとされたのです。十二支を使った占いには四柱推命や算命学などが存在しており、今でも人気があります。
さて今回は、そんな十二支の中から2番目の丑年について解説していきましょう。丑年生まれの人がどんな性質を持っているのか、どのような運勢にあるのかをくわしく見ていきます。
自分への理解を深めるため、あるいは好きな人とのことを知るために役立ててください。また、丑年生まれの人と特に相性のいい十二支も紹介します。
目次
丑年(うしどし)の意味や歴史
十二支の丑には、牛が割り当てられています。牛は古くから、畜産や農耕において重宝されてきた動物。食肉としてだけではなく、労働力や牛乳を生み出す動物として大切にされてきました。昔は特に労働力として価値が高く、よく働く様子から誠実さの象徴とされることも。
動物たちが競争して十二支の順番を決めるという昔話でも、働き者の牛が2位でゴールしています。親しみがあって、しかも縁起のいい動物として、十二支に選ばれたという面もあるでしょう。
また牛には、闘牛という猛々しい一面も。牛の勇猛さや力強さを重視する文化は世界中にあって、そういった面でも人間にとって特別な動物であることがわかります。国によっては、神様としてまつられるケースもあるそうです。
過去、「丑年(うしどし)」に起きたこと
丑年の特徴は、忍耐。牛のゆっくりとした動きや勤勉に働き続ける様子から、耐え忍ぶところが連想されるのでしょう。一方で2番目の十二支というのもあって、いいことが起こる前触れの年と言われることもあります。そんな丑年には、今までどんなことが起こっているのでしょうか。
まず忍耐の年という面からは、オイルショックが起きた1973年を挙げるべきです。不景気の波が押し寄せ、さまざまな品物が買い占められました。庶民の生活も、まさに忍耐を求められたのです。
さらに記憶に新しいのが、2021年のコロナ禍。新型コロナウイルスへの対策として、ワクチン接種が始まった年でもあります。また、東京オリンピックが無観客になったことも、忍耐を試される出来事と言っていいでしょう。
ただし、丑年には必ず悪いことが起こるというわけではありません。たとえば1949年には、中間子理論によって科学に大きく貢献した湯川秀樹博士が、日本人で初めてノーベル賞を受賞しました。また不景気に苦しんだ1973年には、日本で初めてコンビニエンスストアが開店し、新たな物流と市場を生み出しています。
さらに1985年は、さまざまな面で社会に変革が起こった年です。たとえばNTTが民営化されたり、男女雇用機会均等法が成立したりと、国民の生活に影響を与える出来事が起こっています。さらに直近の2021年には、大谷翔平選手のMVP獲得や東京オリンピックの最多メダルなど、不断の努力を感じさせる出来事が起こっているのです。
丑年(うしどし)の性格や特徴
丑年生まれの人は、コツコツと努力を積み重ねて、最終的に成功や幸せをつかみ取れるのが特徴。時間をかけて目標を達成していくため、「大器晩成型」と言ってもいいでしょう。仕事でもなんでも勤勉に取り組みますし、責任感も強いです。
また、たいていの状況で慎重に振る舞います。普通の人が嫌がるような地味な物事も嫌がらず、将来へとつなげていける人なのです。おかげで、身近な人たちからの信頼は厚くなりやすいでしょう。一緒に働いている同僚や家族、恋人などに安心してもらえるのです。
その一方で、少し人見知りの傾向もあるので、初めて会った人との交流は苦手。新しく知り合った人たちと関係を築くのにも、少し時間がかかってしまうのです。
丑年生まれの人は、若い頃よりも年を取ってからのほうが、人生を楽しめます。活躍が目立つようになるのも、しっかりと経験を積んでから。若いうちに抱えた悩みや迷いは、必ず年とともに解消されていきますから、あまり心配しないでください。
丑年(うしどし)生まれの人の恋愛傾向
丑年生まれには、真面目な人が多いです。そのため、恋愛に対しては真剣な気持ちで向き合うことが多いでしょう。いったん恋人になったら、よほどのことがない限り愛情が失われることはありません。
恋人に対して強い責任感を抱くため、浮気とは無縁でもあります。恋人をつくる時、すでに結婚について考えている人も多いです。そのせいで、少し愛情が重いと思われることも。
とはいえ、幸福な恋を実現しやすいタイプであることは間違いありません。ただし丑年生まれは、恋人を見つけるまでに長い時間がかかるというのも特徴です。気になる異性が見つかっても、2人がうまくやっていけるかどうか、慎重に考えを巡らせます。丑年の人がひと目惚れする可能性は、とても低いのです。
丑年(うしどし)生まれの人の仕事運
本質的に勤勉な丑年の人は、仕事運がとても高いです。特に意識していなくても、堅実な努力を積み重ねていけますから、最終的には大きな成果をあげる可能性が高め。いきなり華々しい活躍を見せるといった面はありませんが、着実に努力を積み重ねていきます。
そのため、縁の下の力持ちタイプと言ってもいいでしょう。地味な作業にも手を抜きませんから、一緒に働いている人たちからの信頼は絶大です。
ただし、落とし穴もあります。それは丑年生まれの人が、他よりも頑固になりやすい点です。「こう」と決めたら、なかなか軌道修正できません。自分が信じる道を突き進んだ結果、失敗してしまうといった展開もあり得るのです。そうならないよう、周囲の意見には耳を傾けましょう。
丑年(うしどし)生まれの人の金運
地道に努力を積み重ねられる丑年は、お金もコツコツと貯めていけるタイプです。そんな堅実さが金運を高めてくれるため、あまりお金の面で苦労することはありません。
貯蓄や節約も上手な人が多いので、そもそも経済的な苦境には陥りにくいのです。衝動買いや無駄づかいの少なさも、丑年生まれの特徴と言っていいでしょう。
また、丑年生まれは、かなり計画的に出費したり貯蓄したりします。収入を高めるために自分へと投資したり、結婚資金や老後の資金を蓄えたり…かなり先のことを考えながらお金を運用できるのです。
しかも計画どおりに進めていく実力も備わっているため、安定感のある人生を送っていけるでしょう。お金の面で心配があるとすれば、節約しすぎてしまうことです。
特に人間関係にかかる費用を節約するのは、避けたほうがいいでしょう。もともと人間関係では遠慮しがちな丑年の人は、節約を理由に人との交流を控えてしまいがちなのです。出費は減ったとしても、これは総合的にはマイナス。人間関係をよくすることで、金運をはじめさまざまな運気を高められることも覚えておきましょう。
人との縁は、お金で買えない大事な宝物です。そのための出費をためらうのは、かえって損だと考えましょう。それに、丑年生まれの人は、人との縁からお金を生み出すことも得意です。富をもたらす人との出会いにも恵まれるので、人付き合いにかかる出費は大目に見るよう、今から心掛けておいてください。
丑年(うしどし)と相性のいい干支は?
丑年と相性のいい干支は、「巳年」と「酉年」、そして「子年」です。
◆巳年
巳年生まれの人も、物事を堅実に進めていく性格のことが多いです。そのため丑年生まれとは気が合いやすく、一緒に行動していてもストレスを感じません。力を合わせて物事を進めていくこともできるので、有益な関係になりやすいでしょう。また巳年の人は、人の気持ちを察するのが得意。少し不器用な一面がある丑年の人を、しっかりとフォローしてくれます。お陰で2人が一緒にいる時には、いつもより安心できるのです。巳年と丑年は、特に苦労することなく「よき理解者」になれるでしょう。
◆酉年
酉年生まれの人はコミュニケーション能力が高いので、引っ込み思案な丑年の人を引っ張ってあげられます。つまり、酉年の人と一緒なら、1人で過ごす時よりさまざまな経験ができるということ。また、丑年の人の代わりとなって、周りと交渉したり関係を進めてくれたりします。お陰で人間関係の苦労が、ほとんどなくなるでしょう。丑年生まれの人にとって、酉年の人は心強いパートナーなのです。
◆子年
十二支の1番と2番である、子年と丑年の相性はバッチリ。特に頑張らなくても、どんどん親しくなっていけます。どうして相手のことを、これほどまでに信頼できるのか、不思議に感じる可能性も。無理に合わせる必要がない点も、この関係が深まりやすい理由なのでしょう。友人としても恋人としても最高の交流ができるので、望むとおりの関係を築いていってください。
まとめ
丑年生まれの人は、自分の人生が地味でつまらないものだと感じることがあります。それでも忍耐強い性格のおかげで、着実に前進していけるのです。持ち前の勤勉さで、仕事ではうまく成果をあげられます。また少し人見知りではありますが、人間関係も最終的に恵まれたものになっていくでしょう。成果が出るまでに時間はかかりますが、年を取ってから自分の人生は間違っていなかったと確信できます。若いうちに感じた退屈や平凡さは、人生をよりよいものにするために必要なことなのです。
さて、ここまで丑年について解説してきましたが、人生に影響を与えるヒントは見つかりましたか?もしかしたら、もっと多くのことが知りたくなっているかもしれません。もしもそうなら、テレビなどでも有名な占い師、木下レオン先生が監修する占いをおすすめします。
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必ず、さらに幸せな人生を送っていくためのヒントが得られます。
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