木下レオンの四柱推命

四柱推命|あなたの性格・才能・
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四柱推命」は古代中国の殷王朝時代から始まったとされる占術で、陰陽五行の思想をもとに、数千年もの年月をかけて作り上げられてきた膨大な統計と先人の経験に基づく占いです。

生年月日と出生時間の年・月・日・時を「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」の4つの柱にし、それぞれの柱に十干と十二支の要素を当てはめた命式を作成することで、その人の本質運命
読み解いていきます。

四柱推命はあまりの的中率の高さから「占いの帝王」と称されており、人の運命だけでなく、国の命運をかけた決断について占う際にも
使われてきました。

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四柱推命ってどんな占い?

四柱推命とは、古代中国発祥の占いで、生年月日と出生時間の情報をもとに、生まれ持った性格や才能、運気の流れを詳細に占うことができます。

四柱推命のベースとなっているのは、「陰陽五行説」の思想です。四柱推命の用語については後に詳述しますが、生年月日時を年柱・月柱・日柱・時柱の4つの柱にし、その人の命式を十干十二支の要素を当てはめることで、その人の運命を占います。

この先では、その四柱推命について詳しく説明していきます。四柱推命について理解を深め、あなた自身の運気を上げていきましょう。

四柱推命の陰陽五行説って何?

陰陽五行説とは、四柱推命のベースとなる重要な思想です。陰陽五行説は、陰陽説五行説の2つの思想から成り立っています。

陰陽説 (いんようせつ)

陰陽説は、この世の全てのものが陰と陽や、太陽と月のように相反する2つのものから成り立つという思想です。例えば、光と影、奇数と偶数、海と山、男と女のような、対照的な存在がお互いを補い合うことで世界のバランスが保たれているという考えを陰陽説と言います。

五行説 (ごぎょうせつ)

五行説は、この世の全てのものが「木・火・土・金・水」の5つの元素の支配を受けて成り立つという思想です。5つの元素(五行)には、相生相剋という関係があります。相生は、木が燃え、火を生むように一方が他方を助ける関係性です。相剋は、木が土の養分を奪うように一方が他方を弱める関係性です。
このように、5つの元素の働きによってこの世の全てのものが循環し、進展するという考えを五行説といいます。

四柱推命の命式とは?

四柱推命の命式とは、生年月日・出生時間をもとに作成される表のことで、年、月、日、時間の4つの柱の枠組みに、その人の持つ十干十二支の要素を当てはめて、それらの相互関係やバランスを見て性格や運命を占います。

四柱推命 命式表

①年柱、月柱、日柱、時柱…
四柱推命の四柱って何のこと?

四柱とは、生まれた年(年柱)、生まれた月(月柱)、生まれた日(日柱)、生まれた時間(時柱)の4つの枠組みのことを指します。 四柱推命では、それぞれの柱に当てはめられた要素を読み解くことで、その人の性格や運勢を占っていきます。4つの柱にはそれぞれ重要な役割が与えられいます。

四柱 年齢域 役割
年柱 0~20歳
(初年運)
目上の人や両親に対して現れる性質。その人の人生のルーツや、人生の傾向を表す。人間関係では、先祖や年長者を意味する。
月柱 20~40歳
(青年運)
社会運や成功運、自ら人生を切り開いていける才能を表す。人間関係では両親や兄弟姉妹、友人を意味する。
日柱 40~60歳
(中年運)
命式の中でも最も重要な柱。その人の性格・本質を表す。人間関係では、配偶者やパートナーを意味する。
時柱 60歳以降
(晩年運)
仕事の結果や人生全体の結果を表す。人間関係では、子供や部下、目下の人を意味する。

②天干(十干)とは?

四柱推命 命式表

天干(十干)とは、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類のことをいい、五行の要素を陽(兄)、陰(弟)に分けたものです。古代中国において、十干は日数を10日ごとに数えるために用いられていました。

天干では、その人の性格や印象を知ることができます。命式で見る場合、「年柱天干」、「月柱天干」、「日柱天干」、「時柱天干」を算出し、それぞれの天干の組み合わせからその人の本質を明らかにします。

甲 (きのえ)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■成長意欲が高く真面目な性格
■頑固で他人の意見に左右されない
■周囲の目を気にするため目立ったことはしない
■曲がったことが嫌い

乙 (きのと)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■目標に向かって粘り強く努力する
■世渡り上手で、多くの人から援助してもらえる
■柔軟な適応力がある
■周囲の人と協力しながら物事を進めるのが得意

丙 (ひのえ)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■喜怒哀楽があり、いつでも注目の的になる
■エネルギーに溢れる
■困難な状況でも難なく乗り越える
■なんでも白黒ハッキリつけたがる

丁 (ひのと)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■年齢に対して精神年齢が高い
■ガラスのハートの持ち主
■人とのコミュニケーションが得意
■頭の回転が速い

戊 (つちのえ)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■結果が出なくても粘り強く努力できる
■芯が強く、周りの意見に流されない
■人の喜ぶ姿が好き
■立場は関係なく、分け隔てなく接する

己 (つちのと)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■我慢強い
■派手さはないが、包容力がある
■家族を最も大事にする
■観察力があり、変化を敏感に感じとる

庚 (かのえ)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■行動力がある
■結論が出ないとモヤモヤする
■情緒的なものを好む
■年齢よりも若く見られることが多い

辛 (かのと)

【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■独特な雰囲気があり、憧れの存在となる
■失敗してもすぐに切り替えられる
■新しいものに心が惹かれる
■目利きに優れる

壬 (みずのえ)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■好奇心旺盛
■自由を好むため、束縛されることが苦手
■きっと上手くいくと物事を捉える
■変化に素早く対応する

癸 (みずのと)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■裏表がない性格
■知的好奇心がある
■プレッシャーの中でも自身の力を発揮できる
■他人に対する思いやりが強い

あなたの命式の天干を知る

③地支(十二支)とは?

四柱推命 命式表

地支(十二支)は「(ね)・(うし)・(とら)・(う)・(たつ)・(み)・(うま)・(ひつじ)・(さる)・(とり)・(いぬ)・ (い)」の12種類のことをいい、時刻や月、季節、方角を表すのに用いられます。

地支では、その人の潜在的な一面を知ることができます。命式で見る場合、「年柱地支」、「月柱地支」、「日柱地支」、「時柱地支」を算出し、それぞれの十干の組み合わせから、その人の人間性を明らかににします。

地支のそれぞれの意味について見ていきましょう。

子 (ね)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■一度決めたことは諦めずに継続できる
■何かに取り組むうちに、夢中になりやすい
■穏やかで優しい性格

丑 (うし)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■困難な状況でも逃げ出さない我慢強さがある
■人当たりが良く、大抵の人とやっていける
■何事も慎重に進める

寅 (とら)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■自信があり、生命力に溢れる
■集団の中ではいつでも中心的な存在となる
■新しいことに挑戦するのが好き

卯 (う)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■愛嬌があり、誰からも愛される
■ありのままの自分をさらけ出すことが苦手
■和やかな雰囲気を作るのが得意

辰 (たつ)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■落ち着いた性格
■熱しにくく冷めにくいタイプ
■一度心に決めた人であれば、生涯愛し続ける

巳 (み)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■落ち着いているが、自己主張はかなり強い
■鋭い直観力を持ち、物事の本質を見抜く
■芸術や表現に優れて才能を持つことが多い

午 (うま)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■臨機応変な対応が得意
■諦めが悪い
■何事にも熱心に取り組む

未 (ひつじ)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■温厚で優しい性格
■負けず嫌いで陰ながら努力するタイプ
■将来のことを見据えた行動をとる

申 (さる)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■正義感が強い
■頭が良く、器用な性格
■困っている人がいると、必ず手を差し伸ばす

酉 (とり)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■協調性を大事にする
■仕事は完璧にこなす
■冷静なパートナーを見つけると人生が安定する

戌 (いぬ)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■責任感が強く、苦しい状況でも努力できる
■子供の世話をしっかりする
■意思決定が早い

亥 (い)
【  五行の元素:  |  陰陽:   】

■目標に掲げたことは、達成するまで行動する
■人の気持ちを汲み取る能力に長けている
■あっさりした性格

あなたの命式の地支を知る

また、十二支は月や時刻、方角、季節を表す際に用いられます。

十二支が表す月や時刻

十二支時刻
12月23時~01時
1月01時~03時
2月03時~05時
3月05時~07時
4月07時~09時
5月09時~11時
6月11時~13時
7月13時~15時
8月15時~17時
9月17時~19時
10月19時~21時
11月21時~23時

十二支が表す季節

十二支季節
寅・卯・辰(春の土用)
巳・午・未(夏の土用)
申・酉・戌(秋の土用)
亥・子・丑(冬の土用)

十二支が表す方角

十二支方角
北北東
東北東
東南東
南南東
西
南南西
西南西
西北西
北北西

④蔵干とは?

四柱推命 命式表

四柱推命の蔵干とは、十二支がそれぞれ十干を内蔵しているという考えのもと、十二支に含まれている十干のことです。蔵干は、その人の内に秘められた本質や性格を表します。

蔵干は、その人の生年月日の日付と生まれた月の節入り日(旧暦上の各月の始まりの日)からの経過日数により決定します。

例えば、生年月日が5月15日である場合、節入り日は5月5日(立夏)になり、経過日数は10日になります。
(※もし、生年月日がその月の節入り日の前にあたる場合、前の月の節入り日までの経過日数で決まります。また、節入り日は年によって変わります。)

節入り後の日数が多いほど、その月の太陽エネルギーを多く受けとった宿命を持ち、幸運な出来事に恵まれるとされます。

また、蔵干には「余気・中気・本気」という季節の移り変わりによって変化する3つの気があり、一つの地支に対して、2~3種類の蔵干が内蔵されています。

意味
余気前月の本気のエネルギーの余韻であり、蔵干の始まりの干。
中気余気と本気の間にあるエネルギー。
本気地支の中で最も強いエネルギ―であり、蔵干の終わりの干。

蔵干の早見一覧表

地支余気中気本気

※流派によって蔵干の取り方は異なります。

あなたの蔵干を知る

※四柱推命を占うページに遷移します※

⑤通変星とは?

四柱推命 命式表

四柱推命の通変星とは、その人の持つ日干をもとに、天干もしくは蔵干との関係をみることで、導き出すことができるを星のことをいいます。通変星は「比肩・劫財・食神・傷官・正財・偏財・正官・偏官・印綬・偏印」の10種類あり、その人が生まれた性格や運勢を表します。ここでは、性格についてそれぞれの表す意味を見ていきます。

比肩 (ひけん)

■強い競争心があり、負けず嫌い
■能動的な性格で、何事にも自信がある
■しっかりとした自分の意見を持つ
■他人に頼らず、自分の意思で物事を進める

劫財 (ごうざい)

■人当たりが良く、人望がある
■困難な状況でも、柔軟な対応力で乗り越える
■目標に向かって粘り強く努力できる
■集団の中では、リーダーの役割を担う

食神 (しょくじん)

■心に余裕があり、包容力がある
■ポジティブで明るい性格
■周囲を喜ばせることを好む
■自分の考えを素直に表現できる

傷官 (しょうかん)

■頭の回転が速い
■鋭い感性と繊細な性格を併せ持つ
■絵画や音楽などの分野で活躍が期待できる
■一度始めたことはとことん追求する

偏財 (へんざい)

■興味を持ったことは積極的に挑戦する
■対人能力があり、周囲から憧れの的となる
■お金を稼ぐ能力が高い
■困っている人を見過ごせない優しい性格

正財 (せいざい)

■何事にも真剣に取り組む、真面目な性格
■誠実なため、周囲からの信頼が厚い
■リスクを避け、堅実の選択をする
■無駄遣いを避ける倹約家

偏官 (へんかん)

■思いやりがあり、人の上に立つ素質がある
■生命力があり、人よりも行動量が多い
■コミュニケーション能力が高い
■飽き性な一面がある

正官 (せいかん)

■感情に左右されず、冷静な判断を下す
■礼儀礼節を重んじる
■周囲の人からの信頼が厚い
■計画を立て、着実に実行する

偏印 (へんいん)

■頭脳明晰で自由気ままな性格
■独特な発想力でアイディアを生み出す
■芸術の分野で頭角を現す可能性が高い
■人を惹きつける魅力がある

印綬 (いんじゅ)

■要点を抑えることに長けている
■他人に物事を教えるのが上手い
■穏やかで謙虚な性格
■芸術の分野で注目を集める存在となる

あなたの通変星を知る

四柱推命の通変星の出し方は?

四柱推命の通変星は、命式内にある日干(日柱天干)をもとに、別の柱の天干、もしくは蔵干の陰陽の種類、五行の関係を見比べることで確認できます。それぞれの通変星の出し方をまとめた表を記載しますので、あなたの持つ通変星を確認してみて下さい。

通変星五行の関係陰陽
比肩
-ひけん-
日干と同じ五行
(比和の関係)
同じ
劫財
-ごうざい-
日干と同じ五行
(比和の関係)
異なる
食神
-しょくじん-
日干から
生み出されるもの
(相生の関係)
同じ
傷官
-しょうかん-
日干から
生み出されるもの
(相生の関係)
異なる
偏財
-へんざい-
日干から害されるもの
(相剋の関係)
同じ
正財
-せいざい-
日干から害されるもの
(相剋の関係)
異なる
偏官
-へんかん-
日干を害すもの
(相剋の関係)
同じ
正官
-せいかん-
日干を害すもの
(相剋の関係)
異なる
偏印
-へんいん-
日干を生み出すもの
(相生の関係)
同じ
印綬
-いんじゅ-
日干を生み出すもの
(相生の関係)
異なる

本ページの自動命式算出でも、あなたの通変星を調べることができます。以下のボタンを押して、確認してみて下さい。(※本サイトの無料鑑定では、日干と蔵干の関係から通変星を算出します。)

あなたの通変星を知る

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⑥十二運とは?

四柱推命 命式表

四柱推命の十二運とは、十干と十二支の掛け合わせによって生まれる「胎・養・長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶」の12種類のことをいいます。十二運は人の一生を12段階に分ける考えに基づいており、それぞれの段階を象徴するような意味を持っています。その人の持つ十二運を読み解くと、その人の生まれ持った性格や運命が分かります。以下で、それぞれの特徴を見ていきます。

胎 (たい)

  -まだこの世に誕生していない状態-  

■心優しく明るい性格
■興味を持った事柄に対してとことん追求する
■熱しやすく冷めやすい傾向

養 (よう)

  -保護者に育てられる状態-  

■純粋で真っすぐな性格
■争いを避ける傾向がある
■自然と周囲の人々に好かれる

長生 (ちょうせい)

  -素直に成長する時期-  

■言われたことをきちんとこなす
■他人や物事を疑わない、純粋な心を持つ
■新しい環境に柔軟に適応する

沐浴 (もくよく)

  -思春期のような少し不安定な状態-  

■分からないことに果敢に挑戦する
■思いついたことはすぐに行動に移す
■孤独を感じやすい一面を持つ

冠帯 (かんたい)

  -勢いのある成熟したての若者の状態-  

■逆境の時でもへこたれることなく突き進む
■ポジティブで活力に溢れる
■リーダーシップがある

建禄 (けんろく)

  -一人前となり落ち着きのある状態-  

■一度決めた目標は、達成するまで取り組む
■物事を着実に進め、安定した成果を出す
■手を付けたことは細部にまでこだわる

帝旺 (ていおう)

  -人生の中で最も運気が高い状態-  

■根拠がなくとも人生に満ち溢れる
■わがままな一面がある
■圧倒的なエネルギーで人々を引っ張る

衰 (すい)

  -達観した落ち着きのある状態-  

■本質を捉えることに長けている
■判断力に優れる
■粘り強く物事に取り組む

病 (びょう)

  -体が不自由な状態-  

■人の気持ちを汲み取る能力に長けている
■鋭い感性を持つ
■準備を怠らない

死 (し)

  -静止の状態-  

■目標達成に向けてコツコツと努力を続ける
■何事にも万全の準備を整える
■軽々しい行動をとることはない

墓 (ぼ)

  -命が土に還っている状態-  

■興味を一つに絞り、物事を極める
■静かな環境を好む
■寂しがりな一面を持つ

絶 (ぜつ)

  -肉体が失われた霊魂の状態-  

■常識に捉われずに独自なアイデアを生み出す
■新しい環境に柔軟に対応する
■感受性が豊か

あなたの十二運を知る

四柱推命の命式の見方は?

命式の見方の1つに、五行のバランスをみるという方法があります。命式に五行「木・火・土・金・水」が全て揃っているか否かによって、生まれ持った性格運命に違いが出ます。

◆命式に五行が揃っている場合
以下の命式の場合、五行の木が1つ(甲)、火が3つ(丙、午、巳)、土が1つ(己)、金が2つ(辛、酉)、水が1つ(子)となっており、五行が揃っています。

四柱推命 命式表

命式に五行が揃っていることを「五行周流」といい、自身の生命エネルギーが滞らずに循環していることを意味します。真っすぐな性格であることに加え、喜怒哀楽を上手に表現できるため、この人の周りには自然と人が集まります。また、センスに溢れているため、何をやっても卒なくこなします。命式に五行が全て揃うことは非常に珍しいので、五行が全て揃っていなかったしても気にする必要はありません。

◆命式に五行が揃っていない場合
以下の命式の場合、木の五行が2つ(甲、甲)、火が2つ(丁、午)、土が3つ(辰、辰、丑)、金が1つ(庚)、水が0となっており、五行が揃っていません。

四柱推命 命式表

命式に五行の偏りがある場合、人生の運気が高い時と悪い時の差があることを表しています。命式の五行に偏りがあればあるほどその差は大きくなります。また、命式の五行に偏りがあるほど性格が独特なものになります。独自の世界観や、他の人にはない特別な才能を持ちます。

また、五行の各要素にはそれぞれ性質があります。そのため、命式に五行の偏りがある場合、その五行の性質がその人の性格に色濃く表れます。五行の性質についてそれぞれ見ていきます。

命式に五行の木の要素が多い場合

五行の木は、自然界の木や花を象徴しています。真面目で礼儀礼節を重んじているので、周囲から信頼されます。目標が定まると、その目標を達成させるために努力することができます。

命式に五行の火の要素が多い場合

五行の火は、火や太陽を象徴しています。性格が明るく、生命力に溢れており、周囲の人にも活力を与えます。感性が鋭く、直感的に物事を判断することができます。

命式に五行の土の要素が多い場合

五行の土は、山や大地を象徴しています。おっとりした性格で、周囲の意見に左右されずに物事を進めることができます。情に厚く、人の世話が得意なため、目下の人に好まれる存在となります。

命式に五行の金の要素が多い場合

五行の金は、鉱石や宝石を象徴しています。真っすぐな性格をしており、一度決めたことは必ずやり遂げる強い意志を持っています。自分の信じたことを突き詰めることで成功を収めます。

命式に五行の水の要素が多い場合

五行の水は、川や雨を象徴しています。枠にとらわれない自由な発想力があり、困難な状況でも柔軟に対応することができます。人の気持ちを察知する能力に長けているため、先回りした行動をとることが得意です。

四柱推命の相生とは?

四柱推命の相生(そうせい)とは、四柱推命のベースとなる「陰陽五行説」の原理にもとづいた考えであり、お互いの長所を引き出し合い、短所を補い合う関係を表します。相性は「木生火・火生土・土生金・金生水・水生木」の5つの関係性があります。

木生火(もくしょうか)

木が燃えて火が生まれる

火生土(かしょうど)

火は燃えて灰となり土を生じる

土生金(どしょうきん)

土の中から鉱物(金)が採掘される

金生水(きんしょうすい)

金属の表面に水滴が生まれる

水生木(すいしょうもく)

水が草木を育てる

\四柱推命で詳しく占えます/

2人の相性を知る

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四柱推命の相剋とは?

四柱推命の相剋(相剋)とは、四柱推命のベースとなる「陰陽五行説」の原理にもとづいた考えであり、一方が他方を抑制する関係を表します。相剋は「木剋土・土剋水・水剋火・火剋金・金剋木」の5つの関係性があります。

木剋土(もっこくど)

草木は土の栄養を吸収する

土剋水(どこくすい)

土は水を吸収し、勢いを弱める

水剋火(すいこくか)

水は火を消す

火剋金(かこくきん)

火は金属を溶かす

金剋木(きんこくもく)

金属(斧やノコギリ)は木を切り倒す

四柱推命の干合とは?

四柱推命の干合とは、特定の陽干(甲・丙・戊・庚・壬)と陰干(乙・丁・己・辛・癸)の組み合わせのことです。そして、干合することで、十干が変化し新たな五行が生まれることを「合化」といいます。


干合する組み合わせ
甲×己→土
庚×乙→金
丙×辛→水
壬×丁→木
戊×癸→火
人との相性を見る場合、干合の関係であれば、心地の良い関係性を築ける相性となります。

干合は、その人の命式の年干と月干、月干と日干、日干と時干の組み合わせで確認します。あなたの命式に干合があるかどうか確認してみて下さい。

あなたの命式を確認する

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四柱推命の支合とは?

四柱推命の支合とは、結びつきが強い特定の陽支陰支の組み合わせのことをいいます。命式に支合がある場合、家庭環境が良く、人生が安定する傾向があります。

支合する組み合わせ
子×丑
寅×亥
卯×戌
辰×酉
巳×申
午×未
年支と月支が支合の場合、両親と強い信頼関係で結ばれていることを表しています。

年支と日支が支合の場合、男性であれば結婚相手の女性と姑の仲が親しくなり、家族関係が良好となります。

時支と日支が支合の場合、その人の子供との関係が良く、安定した老後生活が送ることを暗示しています。

四柱推命の三合とは?

四柱推命の三合とは、特定の十二支の組み合わせにより、一つの五行の性質を生み出すことを言います。

三合する組み合わせ
亥×卯×未→木(三合木局)
寅×午×戌→火(三合火局)
巳×酉×丑→金(三合金局)
申×子×辰→水(三合水局)
丑×辰×未×戌(四墓土局)
命式の日干と三合の地支が同じ五行の場合、幸運な出来事が頻繁に訪れる人生となります。

四柱推命の空亡とは?

四柱推命の空亡とは、人生において運気が下がる低迷期です。四柱推命では10で一周するサイクルの十干と12で一周するサイクルの十二支を組み合わせて占うことにより、十二支が2種類余ります。この2つの十二支が巡る時期を「空亡」と呼びます。十二支が一周する12年のうち、空亡となる年が2年間続けて訪れます。

空亡は、「戊亥・申酉・午未・辰巳・寅卯・子丑」の6種類。生年月日によって、どの空亡なのかが決まります。以下では、それぞれの空亡が表す性格空亡期の特徴、そして運気が上がる過ごし方についてお伝えします。

戊亥空亡
戊亥空亡を持つ人は、独特な世界観とタフな精神力を兼ね備えています。しかし、空亡の時期は、メンタル面で不調になりやすく、些細なことがきっかけとなり、将来に対して漠然とした不安を感じやすくなります。答えのない問いに悩まされますが、この時期は思いっきり悩んでみましょう。悩むほど大きく成長できます。
申酉空亡
申酉空亡を持つ人は、エネルギッシュで積極性に溢れています。困難な状況でも持ち前の行動力で突き進みます。しかし、空亡の時期は、行動してもなかなか状況が好転しない時期です。休むことが苦手かもしれませんが、この時期は自分を見つめ直す時間を作ることで運気が向上します。
午未空亡
午未空亡を持つ人は、感受性が高く人の気持ちを汲み取りながら慎重に行動することが出来ます。そのため、空亡の時期でも他の空亡に比べて運気が下がりにくいと言えます。将来に悩み、落ち込むことはありますが、自分の理想と現状をしっかりと受け止め準備をすることで運気が好転します。
辰巳空亡
辰巳空亡を持つ人は、独特な世界観を持っています。傍から見て突拍子もない行動を取ったとしても、裏では大きな損をしないように理性が働いています。空亡の時期は、そんなユニークな発想が激化し、周りの人が離れていきます。この時期は、周囲の人々に目を配ることが対処法です。
寅卯空亡
寅卯空亡を持つ人は、エネルギーに溢れ、大胆な行動を起こします。空亡の時期は、孤独を感じやすくなり、これまで以上に行動的になります。この時期に行動を起こしても良い結果に繋がりにくいため、地に足をつけ、自分を見つめ直すと運気が安定します。
子丑空亡
子丑空亡を持つ人は、潜在的な能力が高く、難しい問題でも難なく解決することが出来ます。しかし、空亡の時期は不運な出来事が重なり、思うように事が進みません。空亡の時期を終えた直後に運気が高まるので、空亡の時期は新しい出来事を迎える準備を徹底することで飛躍に繋がります。

四柱推命の六十干支って何のこと?

四柱推命の六十干支とは、10種類の十干と、12種類の十二支によって生まれる60通りの組み合わせのことです。六十干支にはそれぞれ象徴的な意味があります。 そして、その人の命式の日干と日支から六十干支をみることで、生まれ持った性格が分かります。 本ページの自動命式算出では、あなたの六十干支を調べることができます。以下のボタンを押して、確認してみて下さい。

あなたの六十干支を知る

※四柱推命を占うページに遷移します※

あなたの命式を確認した後、以下の表から、六十干支の意味性格、対応する十二運空亡を確認してみてください。

☜スライドで表を確認できます☞

干支干支の意味生まれ持った性格十二運空亡
甲子(きのえね)雪の中に立つ木自分の意見を曲げない芯の強さを持つ。情報収集能力や行動力が高い。沐浴(もくよく)戌亥
乙丑(きのとうし)荒野に伸びる草木どのような状況でも冷静で的確な判断を選択できる。安泰な人生を送る。衰(すい)戌亥
丙寅(ひのえとら)穏やかな春の太陽人当たりが良く、何でも卒なくこなす。親元を離れることで運気が上がる。長生(ちょうせい)戌亥
丁卯(ひのとう)春の野焼きの火瞬発的な集中力が高く、周囲を驚かす成果を残すことができる。病(びょう)戌亥
戊辰(つちのえたつ)開放された山周りの意見に流されず、自分がやると決めたことはどこまでも追及する。冠帯(かんたい)戌亥
己巳(つちのとみ)風薫る五月の畑人の上に立つ素養がある。どの分野でも圧倒的な結果を残すことを好む。帝旺(ていおう)戌亥
庚午(かのえうま)溶かされる金鉱誰にでも平等に接する性格。周りを明るくするムードメーカーの一面がある。沐浴(もくよく)戌亥
辛未(かのとひつじ)焼け野原に眠る宝誘惑に負けない強い心を持つ。集団の中では、仲介役になることが多い。衰(すい)戌亥
壬申(みずのえさる)淀みなく流れる河逆境の時ほど力を発揮する。素直な性格で、周囲の環境によって人柄が変わる。長生(ちょうせい)戌亥
癸酉(みずのととり)初秋に降り続く雨頭の回転が速い。困難な状況では、正攻法ではない方法で状況を打開する。病(びょう)戌亥
甲戌(きのえいぬ)秋の落葉樹コミュニケーション能力が高い。成長意欲があり、仕事では高い地位につく。養(よう)申酉
乙亥(きのとい)川岸の植物一見、物静かな印象があるが、物怖じしない強い精神力がある。死(し)申酉
丙子(ひのえね)真冬の太陽サバサバした性格。ハマればとことんのめり込むが、それ以外のことには無関心。胎(たい)申酉
丁丑(ひのとうし)冬の街を明るくする灯クリエイティブな能力が高い。のんびりとしており、性格は穏やか。墓(ぼ)申酉
戊寅(つちのえとら)雪が残る春の山人当たりが良い。集団では、影のリーダーとなることが多い。長生(ちょうせい)申酉
己卯(つちのとう)芽が出る春の畑人前に立つことは少ないが、問題が発生するといつの間にか中心的な存在になる。病(びょう)申酉
庚辰(かのえたつ)掘り出された土中の宝面倒見が良く、集団をまとめるのが得意。プレッシャーがあるほど実力を発揮。養(よう)申酉
辛巳(かのとみ)輝く宝石どのような状況、どんな立場の相手でも一貫性を持って接することができる。死(し)申酉
壬午(みずのえうま)太陽の光で輝く海創造力、行動力が優れており、フリーランスの立場で活躍しやすい。胎(たい)申酉
癸未(みずのとひつじ)万物を潤す雨穏やかな性格ではあるが、勝負ごとではとことん勝ちにこだわる。墓(ぼ)申酉
甲申(きのえさる)実用的な材木器用なことに加えて、人当たりが良い。挫折を乗り越えることで大成する。絶(ぜつ)午未
乙酉(きのととり)摘み取られた草花周囲を動かす影響力がある。掲げた目標は、必ず達成する。絶(ぜつ)午未
丙戌(ひのえいぬ)山に沈む夕方の太陽順応性が高く、どの環境でも馴染める。粘り強く取り組むことで運気が上がる。墓(ぼ)午未
丁亥(ひのとい)湖の上を浮遊する狐火合理的に考え冷静な判断ができる。集団に属さずに単独行動を好む。胎(たい)午未
戊子(つちのえね)雪が降り積もる冬山謙虚で素直な性格。胆力があり、逆境を乗り越える力がある。死(し)午未
己丑(つちのとうし)積雪する畑1つのことに粘り強く努力することができる。周囲からの信頼が厚い。養(よう)午未
庚寅(かのえとら)立木を刈り倒す刃好奇心旺盛で何事にも興味を持つ。魅力があり、いつも周りが助けてくれる。病(びょう)午未
辛卯(かのとう)箱に入れられた珠玉感情表現が豊かで多くの人に好かれる。小さな目標を立てることで運気が安定。長生(ちょうせい)午未
壬辰(みずのえたつ)海に開けた大河知的好奇心が高い。視野が広く、物事の変化に敏感に察知できる。墓(ぼ)午未
癸巳(みずのとみ)初夏の突発的な雨周りには理解されない独特の感性を持つ天才肌。執着心が強く、粘り強い。胎(たい)午未
甲午(きのえうま)夏の日除けになる樹々人当たりが良く、誰からも好かれる。行動力があり、多くのコミュニティに属する。死(し)辰巳
乙未(きのとひつじ)夏に生い茂る田園の草木個性的で独特な感性を持つ。礼儀礼節を重んじており、仕事能力が高い。養(よう)辰巳
丙申(ひのえさる)寂しさを感じる夕陽大らかで落ち着いた性格。感性が鋭く、危機的状況でも回避できる。病(びょう)辰巳
丁酉(ひのととり)夕暮れの街の灯慎重な性格ではあるが、時に度胸のある行動を起こすといったような二面性がある。長生(ちょうせい)辰巳
戊戌(つちのえいぬ)財宝が眠る山頭の回転が早く、創造力が高い。一人の時間を確保することで、運気が安定する。墓(ぼ)辰巳
己亥(つちのとい)水が潤う田畑臨機応変な対応が得意。不安定な環境に身を置くことで才能が開花する。胎(たい)辰巳
庚子(かのえね)海底にある宝玉楽観的な性格とデリケートな性格の両面がある。挑戦することで運気が好転する。死(し)辰巳
辛丑(かのとうし)冬の湖に浮かぶ魂好奇心が強く、多彩な趣味を持つ。リスクのある選択は取らないので安定した人生を送る。養(よう)辰巳
壬寅(みずのえとら)雪解けで勢いが増す大河クリエイティブ能力が高い。いつでも冷静で適切な判断を選択できる。病(びょう)辰巳
癸卯(みずのとう)林の中にある水源友人や家庭を最も大切にする。調和を重視しているため、争いは極力避ける。長生(ちょうせい)辰巳
甲辰(きのえたつ)風神が舞い降りる木オンとオフの切り替えができる。周囲に信頼され、相談できる相手が多い。衰(すい)寅卯
乙巳(きのとみ)女神が育てる華どんな環境でも馴染めるが、信頼できる人間にしか本音をさらけ出さない。沐浴(もくよく)寅卯
丙午(ひのえうま)強力な光を宿す太陽無鉄砲で、エネルギッシュな性格。自由に動ける環境に身を置くことで才能が開花する。帝旺(ていおう)寅卯
丁未(ひのとひつじ)風情ある夏の灯叶えたい野望があり、その野望を実現できる行動力と継続力を持つ。冠帯(かんたい)寅卯
戊申(つちのえさる)山脈の砦コミュニケーション能力が高い。全体を俯瞰して見られるので、管理職が適任。病(びょう)寅卯
己酉(つちのととり)開拓される土地目標に対してコツコツ努力することができる。周りと協力することで運気が安定する。長生(ちょうせい)寅卯
庚戌(かのえいぬ)大群を統率する長大らかな性格で胆力がある。人情に厚く、困っている人は必ず助ける。衰(すい)寅卯
辛亥(かのとい)無垢な宝玉家族を最も大事にする。リーダーの立場よりも、サポートの立場で大成する。沐浴(もくよく)寅卯
壬子(みずのえね)冬の大海原穏やかな性格で、面倒見の良い親分肌。自分の考えを曲げない芯の強さを持つ。帝旺(ていおう)寅卯
癸丑(みずのとうし)水路を辿る水子供のような純粋さがあり、一度教えてもらったことはすぐに吸収できる。冠帯(かんたい)寅卯
甲寅(きのえとら)まっすぐな樹木裏表のない真っすぐな性格。影響力があり、周囲の人を巻き込むことができる。建禄(けんろく)子丑
乙卯(きのとう)春の陽気の中の牧草確固たる信念を持ち、人の上に立つ素養がある。人間関係の安定が人生の安定に繋がる。建禄(けんろく)子丑
丙辰(ひのえたつ)輝きを増す太陽社交的ではあるが、内気な一面を併せ持つ。元々持つ運気は高いが、大器晩成型タイプ。冠帯(かんたい)子丑
丁巳(ひのとみ)祭事を彩る松明好奇心旺盛な性格。興味が移りやすいが、1つの分野を極めることで運気が上がる。帝旺(ていおう)子丑
戊午(つちのえうま)盛夏の山岳プレッシャーのかかる場面で実力以上の力を発揮する。リーダーの立場になることが多い。帝旺(ていおう)子丑
己未(つちのとひつじ)実りが出てきた畑人情に厚い性格。損得感情で動くことはなく、困っている人は誰でも助けようとする。冠帯(かんたい)子丑
庚申(かのえさる)闘争の守護神規律を重んじる。自分のことよりも誰かのためを思うことで最大限の力を発揮する。建禄(けんろく)子丑
辛酉(かのととり)祭事に用いられる飾り創造力が高い。芸術センスがあり、1つのことを極めることで大成する。建禄(けんろく)子丑
壬戌(みずのえいぬ)山の大きな湖朗らかで謙虚な性格。生まれ持ってリーダーとなる才覚がある。冠帯(かんたい)子丑
癸亥(みずのとい)恵みの湧き水我慢強い性格。周りから批判されても努力を続けることで道が開く。帝旺(ていおう)子丑

四柱推命の用神とは?

用神とは、命式内の五行の偏りに対して、調和を保つ働きがある五行または、通変星のことをいいます。

四柱推命の命式内の、各要素は五行や季節の属性を持っています。そして、その属性のバランスを見た時に、偏りのある場合があります。そのような時に用神という考え方が出てきます。

四柱推命では役割の異なる5種類の用神があり、扶抑用神調候用神病薬用神通関用神専旺用神の5つになります。それぞれの用神の意味を見ていきましょう。

用神意味
扶抑用神命式内の五行のバランスを良好な状態にする働きがあり、弱い日干を扶(たす)け、強い日干を抑えることから扶抑用神といいます。
調候用神命式上の季節のバランスを整える働きがあるものを調候用神といいます。例えば、立冬~大雪の間に生まれた場合、火の要素が必要となるため、火の性質を持つ「丙・丁」が用神となります。
病薬用神命式内に欠陥がある状態を「病」といい、病となる干支や五行を抑える働きがあるものを病薬用神といいます。
通関用神命式内で相克する五行や通変星の間に入り、バランスを保つ働きのあるものを通関用神といいます。
専旺用神命式内で、非常にエネルギーの強い五行のことを専旺用神といいます。

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また調候用神は日干と生まれ月(月支)の組み合わせから確認することができます。もし調候用神が命式内にない場合、年運や大運が調候用神であれば、その期間は吉運となります。

日干:甲【木の陽】
月支調候用神月支調候用神
2月丙・癸8月庚・壬・丁
3月庚・丁・己9月庚・丙・丁
4月庚・丁・壬10月庚・丁・癸
5月癸・庚・丁11月丁・庚・戊
6月癸・庚・丁12月丁・庚・戊
7月癸・庚・丁1月丁・庚・戊
日干:乙【木の陰】
月支調候用神月支調候用神
2月丙・癸8月丙・癸・己
3月丙・癸9月丙・丁・癸
4月癸・丙10月丙・癸・辛
5月癸・辛11月丙・戊
6月癸・丙・辛12月
7月癸・丙・辛1月
日干:丙【火の陽】
月支調候用神月支調候用神
2月8月壬・戊
3月壬・己・辛9月壬・癸
4月壬・甲・庚10月甲・壬
5月壬・庚・癸11月甲・壬・戊
6月壬・庚12月壬・戊・甲
7月壬・庚1月壬・甲
日干:丁【火の陰】
月支調候用神月支調候用神
2月甲・庚8月甲・庚・丙
3月庚・甲9月甲・庚・丙
4月甲・庚10月甲・庚
5月甲・庚11月甲・庚
6月壬・庚・癸12月甲・庚
7月甲・庚・壬1月甲・庚
日干:戊【土の陽】
月支調候用神月支調候用神
2月丙・甲・癸8月丙・甲・癸
3月丙・甲・癸9月丙・癸
4月甲・丙・癸10月甲・癸・丙
5月甲・丙・癸11月丙・甲
6月壬・丙・甲12月丙・甲
7月癸・丙・甲1月丙・甲
日干:己【土の陰】
月支調候用神月支調候用神
2月丙・癸・甲8月丙・癸
3月甲・癸・丙9月丙・癸
4月丙・癸・甲10月甲・丙・癸
5月癸・丙11月丙・甲・戊
6月癸・丙12月丙・甲・戊
7月癸・丙1月丙・甲・戊
日干:庚【金の陽】
月支調候用神月支調候用神
2月戊・丙・甲8月丁・甲
3月丁・甲9月丁・甲・丙
4月甲・丁10月甲・壬・丁
5月壬・丙・戊11月丁・丙・甲
6月壬・癸12月丁・丙・甲
7月癸・丙1月丙・丁・甲
日干:辛【金の陰】
月支調候用神月支調候用神
2月己・壬・庚8月壬・甲
3月壬・甲・己9月壬・甲
4月壬・甲10月壬・甲
5月壬・癸・甲11月壬・丙
6月壬・癸・甲12月丙・壬・甲
7月壬・庚・甲1月丙・壬・甲
日干:壬【水の陽】
月支調候用神月支調候用神
2月庚・丙・戊8月戊・丁
3月戊・辛・庚9月甲・庚
4月甲・庚10月甲・丙
5月壬・庚・癸11月戊・丙・庚
6月癸・庚・辛12月戊・丙
7月辛・甲・癸1月丙・丁・甲
日干:癸【水の陰】
月支調候用神月支調候用神
2月辛・丙8月丁・甲
3月庚・辛9月辛・丙
4月丙・辛・甲10月辛・壬・癸
5月辛・壬・庚11月庚・丁・戊
6月庚・壬・癸12月丙・辛
7月庚・壬・癸1月丙・丁

四柱推命の身旺・身弱とは?

四柱推命の身旺・身弱とは、その人の日干のエネルギーの強弱を示すものです。身旺・身弱の判断はその人の命式のバランスをみることで判断できます。

命式内で日干を強める十干十二支、十二運が多い状態であれば「身旺」となります。反対に、日干を弱める十干十二支、十二運が多い状態であれば「身弱」となります。そして身旺と身弱どちらでもない状態であれば「中和」となります。

また、身旺・身弱にはエネルギーの強弱に段階があります。身旺よりもさらに強いエネルギーを持つ状態を「過旺」と言います。身弱よりもさらに弱いエネルギーを持つ状態を「過弱」と言います。以下で、それぞれの特徴を見ていきます。

日干の強弱特徴
過旺
-かおう-
自我が非常に強く、周囲に自分の意見を恐れることなくはっきりと伝えることができます。メンタルが非常に強いため、些細な出来事で落ち込むことはありません。
身旺
-みおう-
生まれながらにして持っている運気が強く、自信に満ち溢れています。リーダーとしての素質があり、周囲から援助を受けながら目標達成に向けて突き進みます。
中和
-ちゅうわ-
先天的に身旺・身弱どちらの要素も持ち合わせるバランスの良い運気を持っています。コミニュケーション能力が高いことに加え、協調正もあるため、どんな相手とも仲を深めることができます。
身弱
-みじゃく-
生まれながらにして持っている運気が弱い傾向にありますが、コツコツと作業することが得意で何をするにしても安定感があります。また、想像力が豊かであるため、クリエイティブな分野に身を置くことで才能が開花します。
過弱
-かじゃく-
人並み外れた優れた才能を秘めている傾向にありますが、自身の能力に己惚れることなく、慎んだ態度で人と接します。感受性が高く、相手の考えを尊重する物静かで穏やかな人が多い傾向にあります。

身旺・身弱の出し方とは?

身旺・身弱を調べたい場合、後述する①〜③の数字の合計数値から確認することができます

合計数値が「+(プラス)」の場合、身旺と判断します。また、合計数値が「-(マイナス)」の場合、身弱と判断します。

もし、合計数値が±0もしくは、±1の範囲の場合、中和と判断します。

月令点(①)、通変星点(②)、十二運星点(③)の求め方をそれぞれ解説していきます。

①月令点の求め方

下記の「月令点早見表」を活用することで求めることができます。

生まれた月の干支(月支)と、生まれた日の十干(日干)が重なる点数が月令点となります。

月支と日干が同じ五行の属性を持つ、または日干の働きを強める五行の属性である場合、「月令を得る」という状態となり、日干のエネルギーが強化されていることを表しています。

月令点早見表
日干
月支
甲・乙
【木】
丙・丁
【火】
戊・己
【土】
庚・辛
【金】
壬・癸
【水】
10013
10212
31001
31001
21201
13300
13300
12210
10031
00031
01221
10013
【例】月令点の求め方

以下の命式の場合、日干は「甲」、月支「辰」となります。そのため月令点は「1」となります。

四柱推命 命式表
②通変星点の求め方

通変星点は、命式内にある通変星の点数を全て合計した数字となります。通変星のそれぞれの点数は下記「通変星点早見表」から確認できます。

通変星点早見表
通変星点数
比肩+1
劫財 +1
食神−1
傷官−1
偏財−1
正財−1
偏官−1
正官+1
偏印+1
印綬+1
【例】通変星点の求め方

以下の命式の場合、傷官(−1)、偏財(−1)、偏財(−1)、正財(−1)のため、合計数値「-4」が通変星点となります。

四柱推命 命式表
③十二運星点の求め方

十二運星点は、命式内にある十二運の点数を全て合計した数字となります。十二運星のそれぞれの点数は下記「十二運星点早見表」から確認できます。

十二運星点早見表
十二運点数
0
0
長生0
沐浴0
冠帯+1
建禄+1
帝旺+1
0
−1
−1
−1
−1
【例】十二運星点の求め方

以下の命式の場合、死(−1)、衰(−1)、衰(−1)、冠帯(+1)のため、合計数値「0」が十二運星点となります。

四柱推命 命式表
【例】身旺・身弱の求め方

上記①~③の【例】の数字の合計数値を確認することで求めることができます。

①月令点

「1」

②通変星点

「-4」

③十二運星点

「0」

①~③の
合計数値は…

「-3」

身弱


もし、合計数値が「+(プラス)」であれば「身旺」となります。±0もしくは、±1であれば「中和」となります。

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四柱推命の流年法とは?

四柱推命で年の運勢を占うには、占いたい年の流年運を見ることで占うことができます。 流年運とは、その人の命式の日干(日柱天干)と、占いたい年の干支によって導き出される、1年ごとの運勢です。

流年運は、10種類の通変星(比肩・劫財・食神・傷官・正財・偏財・正官・偏官・印綬・偏印)で表します。流年運にはそれぞれ特徴があり、その年に巡る流年運の特徴が、その年の運気に強く表れます。 以下で、それぞれの流年運の特徴を見ていきます。

流年運特徴
流年比肩行動力が高まり、自身の願いを叶えたいという想いが強くなる年です。自立心も強くなり、結果的に転職や引っ越しなどが起きやすくなります。
流年劫財交友関係が広がりやすい年です。人との交流が増える分、金銭を費やす機会が多くなります。
流年食神精神的に余裕が生まれる年です。趣味の時間が充実するため、オンオフのバランスとれた生活が送れます。
流年傷官発想力が高まることに加え、自身の潜在能力が開花する年です。自身の考えを周囲にアピールすることでチャンスに繋がります。
流年偏財人を惹きつけやすくなり、人間関係が広がりやすい年となります。また、金運が高まり、お金の巡りが良くなります。
流年正財物事が安定しやすい年となります。これまでの取り組みが形となり、利益を生み出せるようになります。
流年偏官闘争本能が高まり、活動的になる年です。勝負事や新しいことに挑戦するにはもってこいの時期です。
流年正官社会的な地位が確立する年です。周囲の人々と協力して取り組むことで、成功を掴めます。
流年偏印好奇心が高まり、新しい出会いが多くなる年です。長期旅行や留学をするのに最適な時期です。
流年印綬これまでの積み重ねが成果となり、周囲から賞賛を得られる年です。また、学習するにも適した時期でもあります。

四柱推命の大運とは?

四柱推命の大運とは、10種類の通変星で表す10年間続く運気です。
大運の始まる時期は、命式内にある月柱の天干と地支によって決まります。そして、大運の10年間の運気は通変星の特徴が色濃く表れます。 以下で、それぞれの大運の特徴を見ていきます。

大運特徴
大運比肩行動力が高まり、自身の願いを叶えたいという想いが強くなる年です。自立心も強くなり、結果的に転職や引っ越しなどが起きやすくなります。
大運劫財交友関係が広がりやすい年です。人との交流が増える分、金銭を費やす機会が多くなります。
大運食神精神的に余裕が生まれる年です。趣味の時間が充実するため、オンオフのバランスとれた生活が送れます。
大運傷官発想力が高まることに加え、自身の潜在能力が開花する年です。自身の考えを周囲にアピールすることでチャンスに繋がります。
大運偏財人を惹きつけやすくなり、人間関係が広がりやすい年となります。また、金運が高まり、お金の巡りが良くなります。
大運正財物事が安定しやすい年となります。これまでの取り組みが形となり、利益を生み出せるようになります。
大運偏官闘争本能が高まり、活動的になる年です。勝負事や新しいことに挑戦するにはもってこいの時期です。
大運正官社会的な地位が確立する年です。周囲の人々と協力して取り組むことで、成功を掴めます。
大運偏印好奇心が高まり、新しい出会いが多くなる年です。長期旅行や留学をするのに最適な時期です。
大運印綬これまでの積み重ねが成果となり、周囲から賞賛を得られる年です。また、学習するにも適した時期でもあります。

四柱推命の天地徳合って何?

四柱推命の天地徳合とは、天干が干合し、地支が支合する関係をいいます。天地徳合は別名、晦気(かいき)または晦気殺(かいきさつ)とも呼ばれます

例えば、天干地支が甲子の場合、天地徳合の関係となるの組み合わせは、己丑となります。

その人の命式の干支と、年の干支が天地徳合の状態である場合、思わぬ幸運が訪れる一方で、トラブルに巻き込まれやすい1年となります。

四柱推命の天戦地冲って何?

四柱推命の天戦地冲とは、天干の陰陽が同じで相剋の関係でかつ、十二支が冲の関係のことをいいます。

例えば、天干地支が甲子の場合、天戦地冲の関係となるの組み合わせは、戌午となります。

その人の命式の干支と、年の干支が天戦地冲の状態である場合、これまでに築いた地位や価値観が大きく変化することになる1年となります。

四柱推命の成り立ちは?

四柱推命の始まりは、紀元前1400~1300年頃、古代中国の殷王朝時代の首都「殷墟(いんきょ)」で使用されていた甲骨文と言われています。

甲骨文は、殷の皇帝が占い師に依頼し占わせた結果を亀の甲羅や獣骨に刻み込ませたもののことです。この甲骨文に五行説と関係のある十干や十二支を組み合わせてできた「六十干支」を使い、日や月など、時の流れを表していました。つまり、四柱推命の基本的な考えはこの時期に既に整っていたと考えられます。

その後、西暦960~1279年頃の宋の時代に徐子平という占い師が「淵海子平(えんかいしへい)」という四柱推命についてまとめた書物を書き記しました。四柱推命の文献の中では、淵海子平が最古の書物とされていることから、徐氏平は四柱推命の祖と言われています。

四柱推命が日本に伝わったとされるのは、江戸時代の中期。仙台藩の儒学者「桜田虎門」が淵海子平を翻訳して執筆した書物「推命書」によって日本に伝わりました。

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四柱推命と算命学の違いは?

四柱推命と算命学の最も分かりやすい違いは、算命学は「年・月・日」の3つの柱をもとに鑑定を進めるのに対し、四柱推命では、出生時間を加えた「年・月・日・時」の4つの柱をもとに鑑定を進めます。

また、四柱推命と算命学で算出方法は同じでも、違う言葉で表現されるものがいくつかあります。例えば、四柱推命の「通変星」を算命学では「十大主星」と言います。そのほかにも、四柱推命の「十二運」は算命学の「十二大従星」、四柱推命の「用神」は算命学の「守護神」、四柱推命の「空亡」は算命学の「天中殺」といったように、出し方は同じでも、名称が異なるものがいくつかあります。

四柱推命はどこで占える?

四柱推命で占ってもらうには、占い師に対面で占ってもらう方法や、電話占いを活用するなど、選択肢は多くあります。

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