十二運の「絶」の特徴/性格は?
絶(ぜつ)とは、四柱推命における十二運星の1つであり、肉体が消滅し、あの世の魂となったようなエネルギーを持つ星です。 絶を持つ人は、肉体を持たないがゆえに、常識をはじめ、何にもとらわれない自由な性格をしています。 直感が鋭くひらめきが冴えわたっており、知恵やアイデアを出すことに苦労しません。 束縛されたり干渉されたりするのが苦手なのは、感情や気分を大事にしているからです。 他者にコントロールされている印象があると、意欲を削がれます。 ただ、その日の気分で発言したり行動したりするため、言動には一貫性がないところも。 喜怒哀楽がハッキリしているなど感情の起伏が激しかったり、孤独を感じやすかったりしますので、生きにくいと感じる人もいるようです。
十二運の「絶」の仕事運・適職は?
絶を持つ人は、自由な発想と鋭い感性に恵まれていますので、クリエイティブな分野での活躍が見込めます。 相性が良いのは、小説家や漫画家以外にも、タレントなど芸能関連やファッション関係の仕事。 人当たりが良く、他者に喜んでもらうことにやりがいを感じますので、レストランやカフェといった飲食業界、福祉や介護職にも向いています。 フットワークが軽くスピード感を持って取り組めるところは、デイトレーダーなどの仕事で活かせます。 絶の人が持ち前の才能をいかんなく発揮できるのは、ルールや規則に縛られず自由に働ける環境です。 あれこれ指示を受けなければいけない組織下で働くよりも、自分の采配で進められるフリーランスのほうが合っています。
十二運の「絶」の恋愛傾向は?
絶を持つ人は、型にハマらない恋愛を好みます。 束縛されるのは苦手ですから、恋人がいたとしても、仕事や趣味を優先することがありますので、相性が良いのは、そのような点に理解のある異性。 時間をかけて好きになるよりも、初対面でピンときて恋に落ちるほうが多いでしょう。 自分がしたい時にだけ連絡を取ったり、気持ちが乗らないことを理由に、ドタキャンをしたりするなど、気分屋な面があります。 恋愛で重視しているのは、感性が合うかどうか。 愛嬌があったり、つかみどころがなかったりするところが異性に好かれやすいため、モテます。
柱別にみる「絶」を持つ人の特徴
◆年柱に絶がある場合
年柱にある十二運は、親や目上の人との関係においての性質を表します。 年柱に絶がある人は、落ち着かない幼少期を過ごす人が多いでしょう。 親との縁が薄かったり苦労をしたりしますが、そのような中で芽生えるのが独立心です。 地に足が着きにくいのですが、ひらめきと行動力によって縁やチャンスを引き寄せます。
◆月柱に絶がある場合
月柱にある十二運は、仕事面においての性質を表します。 月柱に絶がある人は、気分屋ですから、深い付き合いはしません。 また、経験を糧にして大きな成長を遂げるタイプ。 安定はつまらないと考えがちですから、転職を繰り返す場合が多くなりそうです。 ただ、変化や苦労をすることによって、成功の道が開かれます。
◆日柱に絶がある場合
日柱にある十二運は、プライベートや恋愛においての性質を表します。 日柱に絶がある人は、マイペースな自由人です。 一目惚れをする場合が多く、好きになった相手には、自分から積極的にアタックします。 しかし、執着心がなかったり、ほかの異性に目移りしたりするなど、安定感に欠ける恋愛になりがち。
十二運の「絶」と通変星の組み合わせを見る
◆「絶」と比肩(ひけん)の組み合わせ
「絶」と「比肩」の組み合わせを持つ人は、案をや企画を実現する力があります。 目標を達成するため、強靭な精神で黙々と努力を重ねる比肩。 研ぎ澄まされた感性と常識に縛られない発想力に恵まれている絶が合わさると、斬新なアイデアを次々に生み出すのみならず、きちんと形にもできます。
◆「絶」と劫財(ごうざい)の組み合わせ
「絶」と「劫財」の組み合わせを持つ人は、奇想天外な発想で周囲をあっと驚かせます。 劫財には、周りと足並みをそろえながら目標を達成できる才能が。 何にも縛られない発想ができる絶が加わると、斬新な発想力で周りに大きな影響を与えます。 いろいろな人と触れ合う中で、ひらめきはさらに磨かれるように。
◆「絶」と食神(しょくしん)の組み合わせ
「絶」と「食神」の組み合わせを持つ人は、他者を楽しませることを思いつく才能にあふれています。 人を笑顔にすることが好きな食神に、豊かな発想力にあふれている絶が合わさると、他者の心を躍らせるアイデアやサービスを生む能力が高まるように。 結果的に、多くの人から慕われます。
◆「絶」と傷官(しょうかん)の組み合わせ
「絶」と「傷官」の組み合わせを持つ人は、目新しいものを生み出すことができます。 感性が鋭く、他者とな異なるものの見方をする傷官。 そこに何にも縛られない発想ができる絶が合わさると、今までとは違う一風変わった作品などを作り出せます。 天才的であるがゆえ、孤独を感じる場合も。
◆「絶」と偏財(へんざい)の組み合わせ
「絶」と「偏財」の組み合わせを持つ人は、とてもよく働きます。 偏財は現実をしっかり見ている商売人タイプ。 そこに活動的であることによって気が落ち着く絶が合わさると、利益のために行動し続ける人になります。 ただ、あれもこれもと欲張ると追いきれなくなるため、手を出し過ぎるのは禁物です。
◆「絶」と正財(せいざい)の組み合わせ
「絶」と「正財」の組み合わせを持つ人は、手堅さも思いきりの良さも備えています。 地道な積み重ねが得意な正財と、激しい気性を持つ絶。 この2つが合わさると、重きを置いているものには確実ですが、それほど意識を向けていないことには大胆になります。 重要なものほど時間をかけて答えを出す分、失敗は少ないものの好機は逃しがち。
◆「絶」と偏官(へんかん)の組み合わせ
「絶」と「偏官」の組み合わせを持つ人は、常識にとらわれない行動力にあふれています。 並々ならぬ行動力で、仲間と共に目標を達成する能力を持つ偏官。 さまざまな想像を通し新たなるひらめきが生まれる絶が加わると、たとえ苦境に立たされても仲間と手を取り合いながら道を開いていきます。
◆「絶」と正官(せいかん)の組み合わせ
「絶」と「正官」の組み合わせを持つ人は、大勢の人の中で精力的に動きます。 常識があり集団行動を好む正官。 そこに周囲に対する気配りを欠かさない絶が加わると、自分がいる集団に誇りを持ち、その中で一目置かれる立場になるために努力をします。 尊重されるほど、人のために頑張るでしょう。
◆「絶」と偏印(へんいん)の組み合わせ
「絶」と「偏印」の組み合わせを持つ人は、独自性の高い人生を生きます。 知的好奇心にあふれ変化を求める偏印に、困難や刺激のある環境でこそ能力が際立つ絶が合わさると、一筋縄ではいかないことに挑戦しようとする意欲が生まれるでしょう。 そのため、普通とは言えない生き方になりがちです。
◆「絶」と印綬(いんじゅ)の組み合わせ
「絶」と「印綬」の組み合わせを持つ人は、おだやかで生真面目。 印綬は、冷静に物事を分析し受け身でもあるため変化を好みません。 反対に、絶には行動力があり変わることを楽しむタイプ。 この2つが合わさると、根底では大胆な行動を拒絶していても、実際はその時の状況などを見極めて思いきった行動に出ます。