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庚午(かのえうま)とは?
庚午(かのえうま)とは、十干「庚(かのえ)」と十二支「午(うま)」を組み合わせた干支です。 「庚」は刀や鉱物などの金属を表す十干で、自分で道を開拓する力を意味しています。 「午」については真夏を表す十二支となっており、意味しているのは明るさや陽気な性質です。 この2つの性質を合わせ持つ庚午は、熱を帯びて温度がぐんぐん上昇する真夏の刀のように熱いエネルギーにあふれ、明るく強い意志の持ち主。 目標に情熱を注ぎ全力で頑張る人です。
「庚午」の人の性格や特徴は?
庚午を持つ人は、情熱的なエネルギーを持っています。 一度やると決めたらどれだけ苦しい状況に見舞われたとしても、屈することなく最後まで成し遂げる意志の強さがある人。 他者に頼らず、自分で進むべき道を開拓していきます。 負けん気が強く、目標を達成するためならば歯を食いしばってでも頑張り、自分磨きに余念がありません。 また、陽気であるがゆえ、その場にいるだけで明るい雰囲気を作るタイプ。 庚の刀が象徴しているように、竹をすぱっと割ったような性質をしていますので、裏表がなく言うべきことはハッキリ言います。 それゆえ他者との間に対立を生む場合がありますが、本当は傷つきやすい金属のように繊細な面がないわけではありません。
「庚午」の性格や特徴①「情熱的で必ず目標を達成する」
庚午を持つ人は、負けん気が強く高い熱量にもあふれています。 目標が決まったとすれば、絶対に達成するという強い意志を胸に秘め、脇目も振らず努力するでしょう。 勢いに任せてスタートを切るため途中でうまくいかない場合もありますが、チャンスはしっかりものにし、ほかの人よりも早く成功をつかむ場合も。 磨き上げることでどんどん鋭くなる鉱物のように自分磨きを怠らないため、夢を手にできるだけの力も持っています。
「庚午」の性格や特徴②「明るくて華がある」
庚午を持つ人は、明るく前向きでもあるため、周りにいる人たちも笑顔にする力を持っています。 どれだけ大勢の人のなかにいても輪の中心にいるのは、生まれながらにして華があるから。 非常に真っ直ぐな性質をしていますので、本当のことしか言えません。 だからこそ、ハッキリとしたものの言い方をします。 腹に一物がないため庚午の言動は疑う必要がなく、信頼に値する存在。 自身が一本気であるがゆえ、他者の裏を探ることはしません。
「庚午」の性格や特徴③「本当は傷つきやすい」
庚午を持つ人は、強い意志とたくましさにあふれていますが、意外にも繊細さん。 開拓精神にあふれていたり、困難が立ちはだかったとしてもめげずに歩みを進めたりしますが、実はデリケートな一面の持ち主です。 奈落の底に落ちてしまうと、メンタルはすぐには回復しません。 ただ、敏感だからこそ細かいところにまで気づけるとも言えます。 その性質を芸術的な職業において発揮できたとすれば、素晴らしいものを生み出せる可能性大。
「庚午」の女性が持つ特徴は?
庚午を持つ女性は、朗らかで華もあります。 芯が強くハッキリとした自分の意見があるため、流される心配はありません。 頑張り屋で何でも自分でやろうとしますので、気が強い印象を周りに与えてしまう場合も。 他者に甘えるのは苦手ですし本当は繊細でもあるゆえ、1人で悩みを抱えストレスを抱える状況がないとは言えません。 時には素直に人の手を借りられるようになると、心の負担はずいぶん軽くなります。 陰ながら努力しているからこそできることがたくさんあるでしょう。 ただ、他者には見えていないため、何でもこなせる人なのだと誤解されているところも。
「庚午」の男性が持つ特徴は?
庚午を持つ男性は、刀のように鋭い賢さと抜きん出た行動力の持ち主。 一度決心したら、まるで鉱物のように固い意志を落ち、必ず最後までやり抜きます。 直観力にも特化しており、他者からするとすべてを見抜かれているような印象が。 正直者でグレーゾーンは好まないため、ずばっとしたもの言いをする場合が少なくありません。 ただ、ハッキリしているからこそ周りから意見を求められるなど、頼りにされています。 鋼のようなメンタルを持っているように見えても、本当は非常に繊細。 心のなかでは、周りの人に弱い面を悟られていないだろうかとひやひやしています。
「庚午」の人の恋愛傾向は?
庚午を持つ人は、陽気で華があり社交性にも長けていますのでモテるタイプ。 告白されて恋が始まることは珍しくありません。 ただ性質的にロマンチックな雰囲気は苦手ですから、友人として仲良くなった延長戦上に恋人としての関係がある傾向があります。 真面目ですが気ままな面があり、恋愛関係において自らトラブルを招いてしまうところが。 いつもは明るいのですが、恋愛にではさみしがり屋な顔を持っているからです。 とは言え、本命の相手とは軽いノリで恋愛などできません。 好きな人の気持ちがわからない段階で想いを伝えた場合、相手との関係がギクシャクすることをおそれ、告白する勇気はなかなか出ないでしょう。 心を決めた相手とは、時間をかけて愛や絆を深めることを望んでいます。
「庚午」の人の結婚傾向は?
庚午を持つ人は、モテるのですが結婚は遅いほう。 真剣に恋をした時は石橋をしっかり叩いて渡ろうとします。 それゆえ、人生を添い遂げる相手を見つけて交際に至るまでの道のりは、どうしても長くなるからです。 また、ストイックなまでに自分を磨くことを心がけている人ですから、配偶者になる相手も同じであって欲しいと思っています。 仕事に熱心ですし、どちらかが家庭に入るより、お互いに働きながら協力して家のことや子育てをやるほうが合っているタイプ。 何でもきっちりやろうとするため、どれだけ多忙を極めるなかでも仕事も家事も完璧にこなします。 友人関係を経て恋愛から結婚に到達する人が多いゆえ、夫婦になってから態度がガラリと変わりそうな相手とは一緒になりません。
「庚午」の人の仕事運・適職は?
庚午を持つ人は、頭脳明晰で行動力もあります。 粘り強さや向上心まで持ち合わせていますので、どのような仕事でも成功をおさめやすいタイプ。 自力で道を切り拓けるだけの力と揺るぎない意志の持ち主ですから、起業は向いており成功する確率もぐんと上昇します。 意志がハッキリしておりエネルギーにもあふれているため、デスクワークや指示待ちの仕事は不向き。 働く環境が合っていなければストレスが溜まります。 負けず嫌いだからこそ、競争社会や多くを求められる仕事でも活躍できます。 何があってもやり抜く強さや激しさを活かす場合、適職と言えるのは警察や消防士、自衛隊などです。 繊細さや強い感受性を武器にし、芸術関係の仕事に就く人も。
「庚午」の人の金運は?
庚午を持つ人は、高い能力とたくましい精神力を兼ね備えているだけに、高収入を稼ぐタイプ。 それゆえ、成功する人に見られがちな金運の持ち主です。 自分の力で道を開拓できるゆえ、起業をしてどんどん稼ぐのも夢ではありません。 目標を達成するため地道に頑張る性質ですから、計画的なお金の使い方をします。 だからこそ、どれだけ金額が高い物であったとしても、最終的には自分のものにできるでしょう。 散財はせず、老後に悠々自適な生活ができるだけの財産もきちんと貯められます。 また、金をふくむ鉱物を象徴する「庚」の性質が備わっていますので、お金から愛される人です。 金銭の使いどころさえ誤らなければ、お金の問題を抱えることはありません。
「庚午」と「乙未」の相性は?
庚午と乙未は、理想的な関係をもたらし合えるほど、非常に良い相性を持っています。 お互いにとって相手は何でもわかってくれる良き理解者と言える存在で、敬い合うことも忘れません。 普段は周りに配慮し過ぎるあまり心が疲れやすい庚午にとり、おだやかで他者の気持ちを汲み取るのが上手な乙未は、大きな安心感をもたらしてくれる相手。 もし夫婦になったとすれば、生涯にわたり円満な結婚生活を送ることができます。
「庚午」と「癸未」の相性は?
共におっとりしていますのでペースがぴたりと合い、最高の相性を発揮できます。 初めて会ったにもかかわらず最初から馬が合い、すっとなじみ合うような形で仲良くなれる関係です。 サポート能力に優れている癸未は、高い向上心を持つ庚午をしっかり支えてくれますので、手を取り合えば無敵。 ありとあらゆる壁を共に乗り越えていけます。 そして、挑戦や冒険を一緒に楽しめるなど、非常に頼もしいパートナーに。
「庚午」と「丙寅」の相性は?
庚午と丙寅は、助け合える相性です。 共に自分磨きを忘れず、勉強熱心でもあります。 片方が悩んでいたら知恵を出し合うことで、乗り切れるように。 庚午は何かと他者に気を配りがちですが、丙寅には裏の顔がないからこそ信頼でき、気をラクにして付き合えます。 考え方や価値観なども一致していますので、一緒にいて違和感がありません。 友人関係においては親友、恋愛関係ならば最高のパートナーとして良好な付き合いができます。
「庚午」と「庚子」の相性は?
庚午も庚子もお互いに気を配るあまり、精神的な負担を感じてしまう相性。 お互いに、周りへの配慮に長けているからこそ、おだやかな関係を築けるように見えますが実はうまくいきません。 お互いの良いところがマイナスに働いてしまう関係です。 相手が自分を思いやってくれているのがわかるとすまないという気持ちになり、一方はさらに気を遣わなければいけない結果に。 その繰り返しになり、どっと疲弊します。
「庚午」と「丙午」の相性は?
庚午と丙午は、すれ違いを生みやすい相性です。 共に快活で行動力にあふれており、始めは気が合うと感じます。 しかし、庚午は一度決めたら梃子でも動かないほど意志が強く、丙午は誇り高い性質です。 わかり合えないと思ってしまったら、溝はどんどん広がるばかり。 さらに、丙午は他者に対する批判精神を持っていますので、負けず嫌いであれこれ言われるのが嫌いな庚午にとり、煙たい存在。 衝突が絶えません。
「庚午」と「丁亥」の相性は?
庚午と丙午は、相性が良くありません。 おっとりしている性格の2人は、最初のうちは居心地が良いと思います。 けれど、何でもすぐ他者に頼りがちな傾向を持つ丁亥は、しっかりしている庚午に頼りがいを感じるからこそ、おんぶに抱っこになりがち。 だからと言って庚午は悶々とした感情をぶつけることはできません。 誰にも愚痴をこぼせずいろいろ1人で抱えてしまいますので、イライラが募っていきます。
「庚午」が命式にある著名人
庚午の有名人と言えば、男性なら、「要潤」「石田純一」「千原ジュニア」で、女性であれば「新木優子」「友近」などが挙げられます。
【まとめ】「庚午」の人は、こんな人!
・意志が強く、困難に負けず目標を達成する
・情熱的で行動力がある
・エネルギーに満ちており自分の道を切り開く
・負けず嫌いで自分磨きに余念がない
・明るく陽気な性質
・その場にいるだけで雰囲気を明るくする華がある
・裏表がなく、さっぱりしている
・たくましさの裏側に繊細な一面が隠されている
・恋愛は、寂しがり屋な面を持つ
・結婚は、モテるが慎重ゆえに晩婚になりがち
・仕事は、聡明かつ行動力や根気もあり成功しやすい
・金運は、高収入を得るのでお金には困らない