目次
乙丑(きのとうし)とは?
「乙」には、草木や花、背丈の低い木など、細く柔らかい植物を表しています。 「丑」は冬の終わりを示す干支であり、二つを組み合わせると、冬の終わりの草花という印象を受ける性質が浮かび上がってくるでしょう。 また乙丑には、季節の移り変わりにも柔軟に対応していく、順応性の高さを意味しています。 雑草魂とあるように、服の土の性質と合わせて、根気強さと芯の強さを持ち合わせており、堅実な性質を表していることがわかるのです。
「乙丑」の人の性格や特徴は?
基本的に乙丑の人は、大人しそうに見えても、実際は少し違います。 自分の考えをしっかりと持っていますし、好き嫌いもハッキリしているのです。 かなりドジな一面もありますが、気配り上手の優しい人であるのは間違いありません。 目標に向かって努力をするのも得意ですし、長期的に取り組んでいくことなら、誰よりも成果を出していける人なので、精神的強さがあるのは確かです。 倫理的思考の持ち主でありながらも、いざという時には、「なんとなる」と楽観的に物事を考えてしまう一面もあります。 予期せぬ出来事にも動じないですし、落ち着いて対応できるにも関わらず、そんな時はしっかりと考えるのではなく、運任せにしてしまうのです。
「乙丑」の性格や特徴①「誰とでも仲良くなれる」
乙丑の人は、どんな人とでも仲良くできるだけの才能の持ち主です。 穏やかな性格と優しい言葉遣いだけでなく、人を気負わせることなく、さりげない気遣いができる人でもあります。 寛大な心の持ち主と思えば、失礼な人には断固として拒否の姿勢を見せていけるだけのしっかりした一面もあり、ただ愛嬌のある人でないのは間違いありません。 大人の身のこなしを見せたかと思えば、いきなりドジをしてしまうなど、人から愛される要素をしっかりと持ち合わせているのが魅力的です。
「乙丑」の性格や特徴②「中長期に取り組むことが得意」
長期的な取り組みに対して、成果を上げる可能性は、乙丑の人が一番高いと言えます。 努力を積み重ねていくことも、決して苦になりません。 逆にすぐ行動しなければいけない時には、行動に移せないことも多いのですが、じっくりと腰を据えて取り組んでいくのは得意なので、いくら時間がかかってもやり遂げていきます。 自分なりのこだわりを持って生きている人でもあるので、納得できるまでやり続けていく意志の強さも見える人です。
「乙丑」の性格や特徴③「論理的に物事を考える」
乙丑の人は、一見ふわふわしており、頼りなさげに見える緩さがあります。 しかし実際のところ、論理的に物事を考えて動いていく人なので、失敗することが少ないのです。 浮ついた考えや感情的になって動いていくこともほとんどありません。 確実に成果を上げることを考えて行動していくので、正しい情報をもとにして、順序だてて動いていきます。 どんな時でも、計画的に物事を進めていくという特徴があるため、ゆっくりとでも着実に成果を上げていける貴重な存在であるのは確かです。
「乙丑」の女性が持つ特徴は?
乙丑の女性の最大の特徴は、控えめに見えても、芯のある人だという点です。 緩い雰囲気を身にまとっているので、何も考えず、ただ笑顔を絶やさず、あまり考えもしないで人の話に耳を傾ける人だと思われがちな一面があります。 「守ってあげたい」と思わせるだけの空気が漂っているので、異性から人気が高いのも当然です。 実際、一緒にいると、心が癒されていくような気がしてなりません。 立ち振る舞いも優雅で、ゆったりとしており、そこだけ時間の流れが違うのではないかと感じさせるところがあります。 自分の思うようにしか動けない人ですが、責任感は強いのです。
「乙丑」の男性が持つ特徴は?
乙丑の男性は、穏やかで、他の異性よりも紳士的な立ち振る舞いをするため、異性の心を簡単に開いてしまう傾向があります。 どんな話にでも耳を傾けてくれそうな雰囲気があるだけでなく、周りと合わせていくのも得意ですし、思いやりの精神を忘れずに、人と接していくことができるのです。 そんな柔らかな雰囲気を身にまとっているにも関わらず、いざとなると、集団をまとめ上げ、人を動かしていくこともできます。 腰が軽いほうではありませんが、状況を把握して的確な判断ができる人でもあるので、頼りになるのは間違いありません。
「乙丑」の人の恋愛傾向は?
恋も人生も同じで、乙丑の人は、自分のペースで進めていく傾向があります。 その上、奥手で、自分から積極的に行動することができません。 そのため片想いのままで、恋が終わってしまう場合もあるので、異性とお付き合いした経験数は、平均よりも少なめであるのは確かです。 一度交際が始まると長く続くため、おれまでにお付き合いしてきた数も少ないでしょう。 恋をすれば、相手に合わせていきますし、その人中心に世界が回っていくため、恋愛中心の考え方になってしまいがちになるところがあります。 精神的に負担がかかっても、自分さえ我慢していれば問題ないと考え、何も言わずやり過ごしてしまうので、もっと自分に目を向けてあげることが大切です。
「乙丑」の人の結婚傾向は?
献身的な性格をしている乙丑の人は、結婚願望が強いので、恋愛の先に未来を考え、行動していく傾向があります。 結婚すれば、家庭を第一に考えていくので、家族の幸せのために生きていくのが生きがいになること間違いなしです。 自分がどれだけ苦労をし、大変な思いをしていても関係ありません。 それだけで、幸せな結婚生活が遅れるのであれば、いくらでも自分を犠牲にしてしまうのです。 とはいえ、しっかりと現実的な考えを持っているので、配偶者となるべき人を、安易に決めることはありません。 しっかりと時間をかけて見極めていきますし、ただ「好き」という感情だけで、流されることもないのです。 心から信頼できる相手でなければ、結婚する気にはならないでしょう。
「乙丑」の人の仕事運・適職は?
地に足のついた生活を求める乙丑の人は、仕事においても手堅い職業を選ぶのは間違いありません。 歩合制だとか、委託方式という仕事をするのではなく、多少収入が落ちようとも、間違いなく、月々に決まった金額が入ってきて、ボーナスが貰えるほうを選びます。 もともと細かい作業が得意でもあるので、事務職や銀行員などの金融関係に向いており、公務員になりたいと、本気で考える時期もありました。 自分自身でどんな仕事に向いているのかという自覚もあります。 ただ、ある程度自分の裁量で行動していける仕事でなければ、マイペースな人なので、うまく職場に順応できず、結局は仕事でも成果をあげられなくなる場合も多々あるでしょう。
「乙丑」の人の金運は?
乙丑の人は、もともと計画的にお金を貯めていくのに向いていますし、多少苦しくとも、うまくやり繰りしていくだけの力ももっています。 ギャンブル性の高いものに手を出すことはないですし、一攫千金などをあてにしたり狙ったりする人ではありません。 倹約家で安定志向でもあるので、しっかりとお金を貯めておき、衛材的に困らないように考えていきます。 もともと財運もあるので、よほどのことがない限り、困窮するなど考えられないのです。 長い人生において、しっかりとお金をため、気がつくと、同世代の中では誰よりも、大きな財を築いているに違いありません。 長期的に行動していくのが得意なので、貯金は楽しみながらできるのです。
「乙丑」と「庚戌」の相性は?
サポーターとして適切な動きができる乙丑の人と、強い正義感で人を引っ張っていける庚戌の人は、お互いに強く信頼していける者同士です。 どんな場面であっても、一緒にいると、安心できますし、困難や試練でも、乗り越えていける気がしてなりません。 何があってもうまくかみ合いながら動いていくので、理想的なパートナーとして寄り添っていけます。 それで息の合う相手ですから、それぞれの役割をしっかりと認識して動いていくことで、強い絆が生まれるのは当然でしょう。
「乙丑」と「辛未」の相性は?
乙丑の人は献身的な心の持ち主であり、辛未の人は人を思いやる心の持ち主です。 お互いが相手のために一生懸命になって行けるのはのは間違いありません。 乙丑の人にとって、辛未の人は、そばにいてくれると、誰よりも安心できる存在になっていきます。 ただ時々、冷たさを感じてしまう時があり、戸惑いを感じることもあるのです。 辛未の人も、考え込んでしまうと、ドライな一面が出てくるだけで、突き放すようなことはしません。 そんな一面もある人だと割り切れば、うまくやっていけるでしょう。
「乙丑」と「丙戌」の相性は?
乙丑の人と丙戌の人は、お互いの存在が励みになっていく相性をしています。 その性質が隠か陽かの違いはあっても、お互いに似たような個性の持ち主であり、伝わり方が違っても、人の心を癒していけるだけの魅力を持っているのです。 なので、相手の存在が心の支えとなり、生きるために必要な活力を得られる気がしてなりません。 一緒にいればいるほど、2人でいられれば、何でもできるのではないかと思えるようになっていきます。
「乙丑」と「丁酉」の相性は?
乙丑の人は包容力があるのですが、丁酉の人の警戒心を、なかなか解けないのです。 もともと控えめな性格をしていることもあり、自分から積極的にうごいて、距離を縮めていこうとはしません。 そんな行動をして、相手に嫌われてしまえば、元も子もないのです。 それがわかっているからこそ、安易に近づこうなどとは考えもしないのです。 つまりなかなか距離を縮められない相性なので、親密な関係になるのが難しい相手同士と言えます。
「乙丑」と「辛丑」の相性は?
乙丑の人と辛丑の人は、どちらも同じ性質があり、共通点も多いのは事実です。 だからこそ、かみ合わないので、一緒にいればいるほど、気まずさがましていく相性と言えます。 長時間2人きりで過ごせば、ギクシャクしてきますし、お互いにマイペースな性格をしているので、なかなかかみ合うことがありません。 なので、相手の存在が、ストレスの元凶になりかねない組み合わせです。 お互いが自分のペースで過ごしていくためには、距離を取るのが一番でしょう。
「乙丑」と「癸酉」の相性は?
乙丑の人は、周りと仲良くしていくことで、争いを避けていこうとする傾向がありますが、癸酉の人は自己主張が激しいため、どう考えてもうまくかみ合うことがありません。 乙丑の人が我慢してようやく関係が成立します。 価値感が合わないので、長く一緒にいると、乙丑の人の負担が大きくなっていくばかりなので、適度な距離を保ちながら付き合っていくのが一番です。 無理に仲良くする必要はないので、用事がある時には、短時間で終わらせるべき相手でしょう。
「乙丑」が命式にある著名人
乙丑の有名人と言えば、男性なら、「舘ひろし」「勝俣州和」「本田宋一郎」で、女性であれば「土屋太鳳」「有村架純」です。
【まとめ】「乙丑」の人は、こんな人!
乙丑の人を簡単にまとめると、ズバリ、穏やかでおっとりとした性格の持ち主であり、自分のペースでしか生きていけない人です。 周りから、不思議ちゃんと思われることもあるくらいの存在感と愛嬌があります。 一見頼り無さそうに見えるにも関わらず、堅実に動いていけるところがあるのです。 論理的思考の持ち主であり、意外と頑固な一面もあるのが特徴。 結婚願望が強く、家庭を大切にしていく人であり、家族のために人生を全うしていこうとします。