十二運の「病」の特徴/性格は?
病(びょう)とは、四柱推命における十二運星の1つであり、病気を患う病人のようなエネルギーを持つ星です。 病を持つ人は、何にも縛られない想像力にあふれ、ロマンチストな性格をしています。 豊かな感性を持っているため、優れているのは他者の気持ちや場の空気を察する能力。 病は痛みについての理解力に特化していますので、思いやりがあります。 困った時には助けてくれる人がいるなど、周りから可愛がられる存在です。 ただし、気が遣えるからこそ、人のことを考え過ぎるあまり余計な心配をしてしまう時も。 人を楽しませるのが好きで、サービス精神が旺盛です。 のんびりしている雰囲気がありますが、実は計算高いところがあり、起こり得るリスクはあらかじめ想定した上で動きます。
十二運の「病」の仕事運・適職は?
病を持つ人は、ひらめきや想像力を発揮できる、クリエイティブな仕事との相性が抜群です。 さまざまなアイデアが次から次へと湧き、洗練されたセンスの持ち主でもあります。 ファッション関係や商品企画などで、才能がどんどん花開くでしょう。 人を楽しませるのも好きですから、俳優や歌手、タレントといった、エンターテイメントに関連した仕事も向いています。 また、人の痛みがわかるため、人の身体や心をほぐす職業にも適性があります。 たとえば、医療従事者や薬剤師、セラピスト、カウンセラーなど。 多才多芸ではありますが、敏感ゆえに人間関係がギクシャクしている環境にいると、ストレスを感じやすくなります。 そのため、良い職場環境を選ぶことが大事です。
十二運の「病」の恋愛傾向は?
病を持つ人は、ロマンチックな恋愛を求めています。 他者の気持ちが理解できるやさしい人ですから、異性に人気があるタイプ。 楽しい恋愛がしたいと考えているところもありますので、恋人に選ぶのは、一緒にたくさん笑い合えたり、肩の力を抜いて過ごせたりする異性です。 とは言え、楽しさばかり追い求めているわけではありません。 精神的な繋がりや信頼関係など、目には見えないものも大事にしています。 慎重かつ保守的ですから、好きな人に自らアプローチすることはありません。 しかし、この人だと思える相手には献身的に愛情を注ぎます。
柱別にみる「病」を持つ人の特徴
◆年柱に病がある場合
年柱にある十二運は、親や目上の人との関係においての性質を表します。 年柱に病がある人は、よく気が付きサービス精神も旺盛ですから、目上の人から目をかけてもらいやすいでしょう。 ひらめきや感受性が豊かなため、クリエイティブな分野での活躍が期待できます。 子どものころから、感性や直観力を武器に、芸能や芸術関係で才能を発揮する人も。
◆月柱に病がある場合
月柱にある十二運は、仕事面においての性質を表します。 月柱に病がある人は、職場でムードメーカー的な存在に。 周りの人に好かれやすく機転も利くため、出世は早いほうです。 他者の気持ちに敏感な分、人間関係にストレスを抱えやすいタイプ。 若いころは人生に大きな波がありますが、次第に落ち着きます。
◆日柱に病がある場合
日柱にある十二運は、プライベートや恋愛においての性質を表します。 日柱に病がある人は、想像力が豊かで好奇心が旺盛です。 ほかの人にはない発想やアイデアで勝負できますし、周囲からはその点を高く評価されます。 恋愛では異性からモテるのですが、自分から積極的に行動できないため、チャンスをつかみにくい傾向が。
十二運の「病」と通変星の組み合わせを見る
◆「病」と比肩(ひけん)の組み合わせ
「病」と「比肩」の組み合わせを持つ人は、新たなるものを生み出したり創り出したりします。 比肩は揺るぎない信念を武器に、目標を達成できる性質。 そこに、他者が真似できない独自の発想力や視を持つ病の要素が合わさると、まだ世の中には存在していないものを創り出せる力が生まれます。
◆「病」と劫財(ごうざい)の組み合わせ
「病」と「劫財」の組み合わせを持つ人は、誰とでも仲良くなれる社交性に長けています。 劫財はお人好しで、病は他者を喜ばせる力に特化している人。 この2つが合わさると、人を笑顔にすることに幸せを見出せるでしょう。 相手を選ばず友好的な付き合いができるため、人間関係が重視される場で存在感を発揮します。
◆「病」と食神(しょくしん)の組み合わせ
「病」と「食神」の組み合わせを持つ人は、他者を癒す力の持ち主です。 食神は、楽観的でのんびりした性質。 みんなから親しまれやすい病が合わさると、温厚で周りに癒しを与える人になります。 相手が誰であったとしてもやすらぎを与えられるため、天使のような存在として愛されるでしょう。
◆「病」と傷官(しょうかん)の組み合わせ
「病」と「傷官」の組み合わせを持つ人は、高い理想を持ち感情が豊か。 傷官は、ロマンチストで高いプライドを持っています。 同じくロマンチストな性質の病が合わさると、理想を徹底的に突き詰める人に。 他者の気持ちをよく理解できる分、精神的な疲労を感じやすい組み合わせゆえ、1人で過ごす時間が必要です。
◆「病」と偏財(へんざい)の組み合わせ
「病」と「偏財」の組み合わせを持つ人は、壮大な夢のためにコツコツ成果を出していきます。 思いきりの良い現実主義の偏財。 そこにロマンチストな病が合わさると、大きな目標を掲げ実現に向け、確実に結果を残す人になります。 また、気遣いに長けていますが、他者を優先するあまり自分を二の次にしないこと。
◆「病」と正財(せいざい)の組み合わせ
「病」と「正財」の組み合わせを持つ人は、現実的かつ確実に結果を残します。 正財は、冷静に物事を捉え合理性があるでしょう。 独自の感性とアイデアを有する病が合わさると、高まるのが実現力です。 すべてを自力でやろうとしがちですが、他者の力を借りることで物事がうまく運びやすくなります。
◆「病」と偏官(へんかん)の組み合わせ
「病」と「偏官」の組み合わせを持つ人は、夢を叶えられる力を持っています。 偏官にはすさまじいエネルギーがあり、思いきった行動ができるタイプ。 そこに豊富なアイデアがありながらも行動力に乏しい病が加わると、夢を現実に叶えられる力が強まります。 何もないところからものを生み出す仕事で、才能を活かせるでしょう。
◆「病」と正官(せいかん)の組み合わせ
「病」と「正官」の組み合わせを持つ人は、しっかりしたサポート力で社会に奉仕します。 誠実かつ責任感が強い正官に、思いやりがあり癒しの力を持つ病が加わると、支える力や社会をより良いものにしようとする気持ちがぐんと高まるように。 福祉関連の仕事やボランティア活動と相性が良いと言えます。
◆「病」と偏印(へんいん)の組み合わせ
「病」と「偏印」の組み合わせを持つ人は、豊かな感性で新たなる時代を創造できます。 古い価値観などを打ち壊し、何にも縛られない形で新しいものを生み出せる偏印。 そこに斬新な発想力を持つ病が合わさると、強烈な個性が出てきます。 だからこそ、新しい時代を創り出すことまでできるように。
◆「病」と印綬(いんじゅ)の組み合わせ
「病」と「印綬」の組み合わせを持つ人は、頭がやわらかく、ありとあらゆる角度から物事を見るなどし、いろいろな考え方ができます。 古いものから学び、知識を得る印綬。 想像力豊かな病が合わさると、習得している知識からさまざまな思考を展開させ、広い視野を持てるようになります。