十二運の「建禄」の特徴/性格は?
建禄(けんろく)とは、四柱推命における十二運星の1つであり、安定した働きをする社会人のようなエネルギーを持つ星です。 建禄を持つ人は、落ち着きがあり粘り強い性格をしています。 一度決めたら最後までやり通すでしょう。 ブレないところが周りから信頼される点になっていますので、リーダーとしての役割を担い活躍する場面が多いようです。 責任感が強く、家族や仲間など大切な人をしっかり守り抜きます。 ただ、完璧主義であるがゆえに、柔軟性に欠けて頑固になりがち。 プライドが高いところが災いし、弱音を吐けなかったり、すべてを1人で抱えがちになったりするため、心労が耐えません。 人と合わせるのが難しく、他人に厳しいところがあります。
十二運の「建禄」の仕事運・適職は?
建禄を持つ人は、自らの望み通りに働けることを理想としていますし、ある程度は自由度が高い環境に身を置いていてこそ、持ち前の才能を活かせます。 責任感がありますので質の高い仕事をし、周りから尊敬されやすい人。 完璧を目指す姿勢と細部へのこだわりを活かせる、プログラマーや伝統工芸職人などの仕事が向いています。 高い知識や交渉術が求められるほか、実力で勝負できる、外資系企業や商社、国家公務員なども適職。 周りから頼られたり期待されたりすることが頑張りに繋がりますので、人や治安を守る使命を持つ警察官や政治家などの職業には、大きなやりがいを感じられます。 自分の裁量でやっていける力を持っていますので、起業してもうまくいくでしょう。
十二運の「建禄」の恋愛傾向は?
建禄を持つ人は、誠実かつ真剣な交際を望みます。 真面目ですから相手にも誠実さを求めますし、たとえ一度であっても浮気は許せません。 恋愛に対するあこがれや理想が高い上に本音を話せるまでにも時間がかかりますので、相手探しには苦労する面が。 恋愛経験は豊富ではありません。 この人だと心を決めたら、ひたむきに愛情を注ぎます。 デートの予定や記念日の計画を立てたがるのは、自分が主導権を握っておきたいタイプだからです。 重要な話を連絡一つで済ませることは、とても考えられません。 必ず会ってきちんと顔を見て話そうとします。
柱別にみる「建禄」を持つ人の特徴
◆年柱に建禄がある場合
年柱にある十二運は、親や目上の人との関係においての性質を表します。 年柱に建禄がある人は、自立心があり、しっかり者です。 安定感がありますので、他者の言動やその場の空気に流されることはありません。 目上の人から可愛がられるのですが、素直に甘えられないため、心を許した関係を築くのは簡単ではないでしょう。
◆月柱に建禄がある場合
月柱にある十二運は、仕事面においての性質を表します。 月柱に建禄がある人は、粘り強く、成功をおさめるまでコツコツ努力するため、最終的には目標を達成できます 高い集中力を活かし、一つのことに力を注ぐと大成するでしょう。 人の面倒をよく見ますので、慕われてリーダーとして活躍する人もいます。
◆日柱に建禄がある場合
日柱にある十二運は、プライベートや恋愛においての性質を表します。 人の手を借りず、自分の力だけで道を開拓する力の持ち主です。 自己主張が強いため、人間関係において主導権を握ろうとする傾向がうかがえます。 ただ、周りに対しきちんと配慮できる人ですから、ギクシャクする心配はありません。
十二運の「建禄」と通変星の組み合わせを見る
◆「建禄」と比肩(ひけん)の組み合わせ
「建禄」と「比肩」の組み合わせを持つ人は、たゆまぬ努力を続け、最後まで頑張り目標を達成します。 比肩は夢を実現させようとする意識が非常に高く、何があってもゴールまで到達できる能力を持っています。 そこに独立心や行動力のある建禄が合わさると、抱いた目標を必ず成し遂げられるでしょう。
◆「建禄」と劫財(ごうざい)の組み合わせ
「建禄」と「劫財」の組み合わせを持つ人は、組織化でリーダーとしての役割を果たします。 劫財は、人付き合いを好むほかにも、緻密な計画を立てて大きなことを成し遂げるタイプ。 牽引力を持つ建禄が合わさることで、さらにしっかり発揮できるようになるのが強力なリーダーシップです。
◆「建禄」と食神(しょくしん)の組み合わせ
「建禄」と「食神」の組み合わせを持つ人は、才能あふるる人気者です。 場をなごませたり、人を楽しませたりできるのが食神。 高い能力を持ち何でも器用にこなす建禄の性質が合わさると、優秀な仕事ぶりで周囲から慕われます。 また、食神にも建禄にもあるのが、どこにいても他者のサポートを得られる運です。
◆「建禄」と傷官(しょうかん)の組み合わせ
「建禄」と「傷官」の組み合わせを持つ人は、誰も気づかないところまでしっかり見ています。 感受性が豊かな傷官と、しっかりした考え方をする建禄。 この2つが合わさることで強まるのが、正確さや緻密さです。 仕事や人付き合いにおいてそつのない対応力を発揮し、周囲から厚い信頼を寄せられます。
◆「建禄」と偏財(へんざい)の組み合わせ
「建禄」と「偏財」の組み合わせを持つ人は、大きな財を築ける可能性を持っています。 偏財には頭をやわらかくして物事を考えたり行動ができたりする性質があります。 一方で、建禄には変化を嫌う傾向が。 そのため、この2つが合わさると、安定感を維持しながら、その場の状況に応じた対応が難なくできるようになります。
◆「建禄」と正財(せいざい)の組み合わせ
「建禄」と「正財」の組み合わせを持つ人は、穏やかで抜群の安定感を持っています。 正財も建禄も真面目で根気があり、和を尊ぶ性質です。 そのため、何事にも地道に取り組み、周りから厚い信頼を寄せられるでしょう。 時には大胆な挑戦をすることによって、さらなる大きな成功が期待できます。
◆「建禄」と偏官(へんかん)の組み合わせ
「建禄」と「偏官」の組み合わせを持つ人は、並々ならぬエネルギーで目標を達成します。 偏官は、高い熱量で周囲の人をしっかり牽引できる才能の持ち主。 そこに物事に対して着実に取り組む建禄が合わさると、目標を果たせる力がぐんと高まります。 周囲への配慮を忘れずにいれば、さらに慕われるリーダーに。
◆「建禄」と正官(せいかん)の組み合わせ
「建禄」と「正官」の組み合わせを持つ人は、思いやりと実行力を備えたリーダー気質です。 正官は物事を実直に成し遂げる性質。 生真面目さや強い責任感が建禄との類似点ですが、正官は規則や和を重視するタイプです。 この2つが合わさると他者に寄り添うと同時に持ち前の行動力を活かし、均衡性の取れたリーダーとして活躍できるでしょう。
◆「建禄」と偏印(へんいん)の組み合わせ
「建禄」と「偏印」の組み合わせを持つ人は、興味や関心をどんどん掘り下げ、ものを知ることができます。 偏印は自発的に知識を得る才能が。 好奇心旺盛な建禄が合わさると、深堀りをして物事を知ろうとする意識がさらに高まります。 双方の要素が活かされることで、幅広い知識を持つカリスマになれる可能性大です。
◆「建禄」と印綬(いんじゅ)の組み合わせ
建禄」と「印綬」の組み合わせを持つ人は、学問に精通しており、トップクラスの研究者タイプです。 印綬は知識や教養を時間をかけてものにしますが、そこに地道に物事を極める建禄が加わると、1つのものにしっかり集中して取り組めるように。 熱心な姿勢が大きな結果に繋がる可能性を秘めています。